JSRグループにとって、製品安全の確保は、事業活動の重要な基盤の一つです。レスポンシブル・ケアの基本方針に「安全・健康・環境に配慮した製品開発とその情報提供により、製品安全に努めます」と掲げ、この考え方のもと、すべての事業を展開しています。

JSRグループはレスポンシブル・ケアの基本方針の下、環境安全品質担当役員を委員長とする環境安全品質委員会は、JSRグループの製品安全、化学品管理に関する活動方針および活動計画を策定し、その活動結果を管掌しています。
環境安全品質委員会で審議・承認した内容は、社長が議長を務めるサステナビリティ推進会議に報告されます。

JSRは、人間尊重の立場に立ち、次のPLP基本理念に基づいて事業活動を行います。

• 社会的使命：
  供給する製品の安全性を追求し、製品利用者の安全と健康を確保することは、企業の社会的使命である。
• 顧客の信頼：
  PLPを着実に実行し安全な製品を供給し続ける活動は、顧客の信頼につながる。
• 未然防止：
  PLPの要点は、製品事故が発生しないように未然防止を徹底することにある。
• 全社的活動：
  PLP活動は、関係部門が協力し、当社の総合力をもって実行する。

制定日1994年4月1日

JSRは「PLP基準」を制定し、この基準のもとで製品安全に取り組んでいます。設計・開発、製造、販売、物流を中心とするサプライチェーン各部門での規定を定め、PL事故を未然防止するPLP活動を続けています。

設計デザインレビューの際に、「PLPチェックシート」を活用し、PL事故の未然防止を図っています。PLPチェックシートを使用して、新しく市場に出す製品について設計段階から多面的に製品の安全性をチェックし、部門長の承認を得た後で事業化するシステムを構築しています。

製造物責任法、当社のPLP体制、PL事故の未然防止などのPLPに関する教育を定期的に実施し、社員のPLPに対する知識・意識を向上させています。

JSRグループは、安全な製品を提供するため、化学品管理にも注力しています。製品の設計段階から化学物質の危険有害性および国内外の法規制の確認・対応を行っています。

• 化学品管理