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事業活動を通じた
社会への価値提供

生活の質・幸福への貢献快適な社会を支える素材の提供

スマート社会における
デジタル化の発展

EUVレジストで半導体の微細化に貢献

情報化社会の到来とそれを支える通信技術の進展に伴い、あらゆるものがインターネットを介してつながる中、私たちが豊かな社会生活を送るうえでパソコンやスマートフォンなどのデバイスは無くてはならない存在になっています。また、こうした情報化社会の進展に伴い、常に生み出され続ける膨大な数のデータをスピーディに処理し、通信をスムーズに行うデータセンターの重要性も増しています。
これらのデバイスやデータセンターには半導体が欠かせず、半導体の回路配線の微細化は機能向上や省電力化に貢献します。その微細化の手法として現在用いられているのが、極端紫外線という非常に短い波長の光を用いる技術(EUV)で、それに対応した樹脂が当社のEUVレジストです。

微細化のメリット
微細化のメリット
EUVの市場予測
EUVの市場予測
半導体市場予測 2000-2020年:WSTS/2021年以降:IBS
フォトレジストCAGR:JSR推定

世界最高性能の材料ソリューションで、先端半導体の量産化に貢献

2021年にJSRグループ入りしたInpriaは、EUVに最も適したEUVレジストとして注目されている「メタルオキサイドレジスト(MOR)」を開発しています。MORは、世界最高の微細加工性能を達成しているInpriaのメタル系EUVレジスト技術により、従来材料(CAR)では難しい数nmレベルの微細な半導体の回路配線も正確・確実に形成できます。その結果、半導体性能は一気に高まり、搭載された機器や装置の機能を大幅に進化させ、生活の利便性や快適性の向上に貢献します。

MORを利用した先端半導体の量産化は、2030年以降と見込まれています。そこでInpriaでは現在、長年半導体事業で培ったJSRのノウハウを活用しながら、お客様の製造工程に最適化した品質・量産・販売体制の構築を進めています。先端半導体量産化に向けた体制作りは、今後のJSRグループのデジタルソリューション事業推進における最重要事項です。そのカギを握るInpriaとJSRの協業を軌道に乗せるため、台湾、韓国、米国のJSR営業拠点とのコラボレーションを通じて先端半導体顧客へのプロモーション活動を強化推進しています。こうした取り組みによってJSRグループの総合力を高め、デジタルソリューションによる生活の質向上・人々の幸福に貢献していきます。

JSR Micro, Inc.
Financial Planning AnalystT.T.
解像度の比較
線幅18nmでの解像度の違い

車両の軋み音軽減による
快適なドライブの実現

軋み音対策材「HUSHLLOY®」で自動車内の異音を抑制

各国の地球温暖化や大気汚染への対策に関連する規制強化を背景に、EVの普及が世界的に加速しています。
その一方で、EVの普及に伴い、その静粛性の高さから車内のわずかな異音が気になるという問題が起きています。
JSRグループの軋み音対策材「HUSHLLOY®」はプラスチック嵌合部から発生する軋み音を永続的に低減することができ、安全で快適な運転環境の確保に貢献します。また、これまで手作業で対策してきたグリス塗布や不織布貼付といった作業負担を軽減することができます。

HUSHLLOYを使用することで効果的に軋み音が抑えられる部位
HUSHLLOY®を使用することで効果的に軋み音が抑えられる部位