製品安全
1. 基本的な考え方および推進体制
JSRグループは経営方針の中で、社会への責任として、製品ライフサイクル全体から発生する環境負荷の削減に努めるとともに、環境安全配慮を行い続けることを宣言しています。
JSRグループはレスポンシブル・ケアの基本方針の下、環境安全品質委員会で推進項目と具体的な活動計画を策定して、製品安全に関する取り組みを推進しています。
2. 製造物責任予防(PLP)
JSRは、製品安全に対する取り組み方針「原料から製品までの安全性を確認し、関係するすべての人々の健康保護と財産の保全に努めます。」の下に、お客様が満足し、かつ安心して使用できる品質の製品とサービスの提供に努めています。
(1)PLP基本理念
JSRは、人間尊重の立場に立ち、次のPLP基本理念に基づいて事業活動を行います。
- 社会的使命:
供給する製品の安全性を追求し、製品利用者の安全と健康を確保することは、企業の社会的使命である。 - 顧客の信頼:
PLPを着実に実行し安全な製品を供給し続ける活動は、顧客の信頼につながる。 - 未然防止:
PLPの要点は、製品事故が発生しないように未然防止を徹底することにある。 - 全社的活動:
PLP活動は、関係部門が協力し、当社の総合力をもって実行する。
制定日1994年4月1日
(2)PLP活動
JSRは「PLP基準」を制定し、製品安全に対する取り組みを行っています。設計・開発、製造、販売、物流を中心とするサプライチェーン各部門での規定を定め、PL事故を未然防止する活動に取り組んでいます。
特に、当社は半導体材料やディスプレイ材料などのデジタルソリューション事業に加えて、ライフサイエンス事業へと業態を拡大させています。業種の異なるお客様の多様な要求に応える素材メーカーとして、設計段階からPLリスクのレビューを行っています。当社にとって、PLP活動は、顧客要求基準を理解して製品の信頼性を向上することが基本となっています。
PLP活動事例
PLPチェックシートの活用
設計デザインレビューとともに「PLPチェックシート」を活用し、PL事故の未然防止を図っています。PLPチェックシートを使用して、新しく市場に出す製品について設計段階から多面的に製品の安全性をチェックし、部門長の承認を得た後で事業化するシステムを構築しています。
PLP教育
製造物責任法、当社のPLP体制、PL事故の未然防止などのPLPに関する教育を定期的に各事業所において実施することで、社員のPLPに対する知識・意識を向上させています。
3. 製品の化学的安全性
JSRグループは経営方針のなかで、社会への責任として、製品ライフサイクル全体から発生する環境負荷の削減に努めるとともに、環境安全に配慮し続けることを宣言しています。