ホームCSRCSRレポート2015マネジメント CSRマネジメント

CSRレポート

SRI指標と銘柄への組み入れ

マネジメント CSRマネジメント

企業理念に掲げた通りマテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献することがJSRグループの使命であり、存在意義です。企業理念「Materials Innovation」の具現化に向けて事業活動のあらゆる場面での判断基準となるのがJSRグループのCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)であり、経営の重要課題と位置づけています。

CSR推進体制

CSR会議と四つの委員会を中心にCSRを推進しています。企業倫理の確立とコンプライアンスの強化を図る「企業倫理委員会」、レスポンシブル・ケアを推進し持続可能な社会の実現を目指す「レスポンシブル・ケア(RC)推進委員会」、リスク管理体制の一段の強化を目指す「リスク管理委員会」、およびJSRグループが取り組むべき社会貢献を検討、推進する「社会貢献委員会」の四つの委員会と、推進を下支えするCSR部を設置し、取り組みの一層の充実を図っています。

CSR推進体制

JSRグループ企業倫理要綱

「経営方針―ステークホルダーへの責任」に掲げる「顧客・取引先への責任」「従業員への責任」「社会への責任」「株主への責任」のそれぞれについて、各責任を果たすための行動規範を「JSRグループ企業倫理要綱」に定めています。

安全、環境、品質、製品安全に関する基本的な考え方

  • 安全
    :無事故、無災害の操業を続け、従業員と地域社会の安全を確保し、
    社会との共生を図ります。
  • 環境
    :製品の開発から廃棄までの全ライフサイクルにわたり環境負荷を低減し、
    環境の保全に努めます。
  • 品質
    :顧客が満足し、且つ安心して使用できる品質の製品とサービスを提供します。
  • 製品安全
    :原料から製品までの安全性を確認し、関係する全ての人々の健康保護と財産の保全に努めます。

リスク管理についての基本的な考え方

  • 重大な危機の発生を未然に防ぐこと、および重大な危機が発生した場合に、事業活動への影響を最小限にとどめることを経営の重要課題と位置づけ、リスク管理委員会を設置し、リスク管理活動を推進しています。

税務に関する基本的な考え方

JSRグループでは、CFOが下記考え方を支持しています。

  • JSRグループでは、移転価格税制・タックスヘイブン対策税制含め、各国の法令に則って適正に納税を行います。

2016年3月 追記

社会貢献についての基本的な考え方

  • 企業理念に基づき事業活動を通じて社会に貢献することに加えて、社会の責任ある一員として、社会的要請・社会的課題の解決に積極的に取り組みます。
  • JSRが事業の基盤を置いている「化学・技術」の知識・技能を活かして、暖かみのある社会貢献活動に持続的に取り組みます。
  • 社員一人ひとりが社会との接点を持ち、自発的に社会貢献活動に参加することを積極的に支援します。

国連グローバル・コンパクトへの参加

THE GLOBAL COMPACTJSRグループは、2009年4月14日付で、国連が提唱する「グローバル・コンパクト」に参加しました。企業の社会的責任が強く求められる中、グローバルに事業活動する企業として、グローバル・コンパクト10原則が謳う人権・労働・環境・腐敗防止へのより一層の配慮が必要と認識しています。私たちはグローバル・コンパクトへの参加を国際社会の中で責任ある行動を実践するための「宣言」と位置づけ、より積極的に「企業の社会的責任」を果たしていきます。
グローバルコンパクトの10原則

JSRグループを取り巻く主なステークホルダー

JSRグループを取り巻く主なステークホルダー「全ての起点は社会からの期待」との認識のもと、自分勝手な判断基準に陥ることのないよう、ステークホルダーとの対話を重視しています。

経営方針 ―ステークホルダーへの責任

顧客・取引先への責任

JSRグループの全顧客・取引先に対する責任です。
  • 移り変わる時代の多様な材料ニーズに応えるため、変化への挑戦と進化を絶やしません。
  • 顧客満足の持続的な向上を目指します。
  • 全ての取引先に誠意をもって接し、常に公正・公平な取引関係を維持し続けます。
  • サプライチェーンにおける環境・社会に配慮し続けます。

従業員への責任

JSRグループ全社員に対する責任です。
  • 社員一人ひとりは公平な基準に基づき評価されます。
  • 社員には常に挑戦する場を提供し続けます。
  • 社員にはお互いの人格と多様性を認めあい、共に活躍する場を提供し続けます。

社会への責任

我々が生活し、働いている地域社会、更には全世界の人間社会に対する責任です。
  • 地域社会の責任ある一員として環境・安全に配慮した事業活動(レスポンシブル・ケア)を行い続けます。
  • 地球環境負荷低減を含めた地球環境保全のニーズに対し、環境配慮型製品を提供し続けます。
  • 製品ライフサイクル全体から発生する環境負荷の削減に努めるとともに、環境安全配慮を行い続けます。
  • 事業活動を通して、生物多様性の保全に積極的に貢献し続けます。

株主への責任

株主全体に対する責任です。
  • マテリアルを通じて事業機会を創出し、企業価値の増大を目指します。
  • 経営効率の向上を常に行います。
  • 透明性が高く健全な企業経営を行うことにより、株主に信頼される企業となります。

CSR意識の浸透策

グループ企業を含む国内全部門において「CSRレポートを読む会」を毎年開催しています。部門単位でCSRレポートを読み、自部門と社会とのかかわりを考えたり、次年度のCSR目標を立案しています。各職場における考え方をCSR部にて分析し、従業員にフィードバックしてCSRへの取り組みに役立てています。