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CSRレポート2013

CSRマネジメント

マテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献することがJSRグループの使命ですが、そのプロセスで「良き企業市民」として誠実に行動し、ステークホルダーの皆様の期待に応えていくことも重要です。これらを達成する取り組みが当社グループのCSRであり、経営の重要課題と位置づけています。高度化する社会からの要請に伴う新規テーマに対しても、CSR会議を中心に対応を行っています。

CSR推進体制

CSR会議と4つの委員会を中心にCSRを推進しています。企業倫理の確立とコンプライアンスの強化を図る「企業倫理委員会」、レスポンシブル・ケアを推進し持続可能な社会の実現を目指す「レスポンシブル・ケア(RC)推進委員会」、リスク管理体制の一段の強化を目指す「リスク管理委員会」および当社グループが取り組むべき社会貢献を検討、推進する「社会貢献委員会」の4つの委員会と、推進を下支えするCSR部を設置し、取り組みの一層の充実を図っています。

CSR推進体制

4つの委員会の位置づけ
参考図:4つの委員会の位置づけ

JSRグループ企業倫理要綱

「経営方針—ステークホルダーへの責任」の各項目である「顧客・取引先への責任」「従業員への責任」「社会への責任」「株主への責任」のそれぞれについて、各責任を果たすための行動規範を「JSRグループ企業倫理要綱」に定めています。

  • JSRグループ企業倫理要綱
  • 安全、環境、品質、製品安全に関する基本的な考え方

    • 安全  :無事故、無災害の操業を続け、従業員と地域社会の安全を確保し、
           社会との共生を図ります。
    • 環境  :製品の開発から廃棄までの全ライフサイクルにわたり環境負荷を低減し、
           環境の保全に努めます。
    • 品質  :顧客が満足し、且つ安心して使用できる品質の製品とサービスを提供します。
    • 製品安全:原料から製品までの安全性を確認し、関係する全ての人々の健康保護と財産の保全に
           努めます。

    リスク管理についての基本的な考え方

    • 重大な危機の発生を未然に防ぐこと、および重大な危機が発生した場合に、事業活動への影響を最小限にとどめることを経営の重要課題と位置づけ、リスク管理委員会を設置し、リスク管理活動を推進しています。

    社会貢献についての基本的な考え方

    • 企業理念に基づき事業活動を通じて社会に貢献することに加えて、社会の責任ある一員として、社会的要請・社会的課題の解決に積極的に取り組みます。
    • JSRが事業の基盤を置いている「化学・技術」の知識・技能を活かして、暖かみのある社会貢献活動に持続的に取り組みます。
    • 社員一人ひとりが社会との接点を持ち、自発的に社会貢献活動に参加することを積極的に支援します。

    国連グローバル・コンパクトへの参加

    JSRグループは、2009年4月14日付で、国連が提唱する「グローバル・コンパクト」に参加しました。企業の社会的責任が強く求められる中、グローバルに事業活動する企業として、グローバル・コンパクト10原則が謳う人権・労働・環境・腐敗防止へのより一層の配慮が必要と認識しています。私たちはグローバル・コンパクトへの参加を国際社会の中で責任ある行動を実践するための「宣言」と位置づけ、より積極的に「企業の社会的責任」を果たしていきます。

    グローバルコンパクトの10原則

    JSRグループを取り巻く主なステークホルダー

    「全ての起点は社会からの期待」との認識のもと、自分勝手な判断基準に陥ることのないよう、ステークホルダーとの対話を重視しています。

    JSRグループを取り巻く主なステークホルダー

    意識の浸透策

    グループ企業を含む国内全部門における職場ごとの「CSRレポートを読む会」を毎年開催しています。また、イントラネットを活用したCSRレポートアンケートにおいては、今年度海外グループ企業にも展開し、実施しました。
    さらに前年度に初めて開催したCSRワークショップを国内グループ企業向けに開催したほか、海外拠点でも説明会を始めるなどグループの隅々にまでCSR意識が浸透するよう力を入れています。

    CSRワークショップCSRワークショップ開催風景

    ISO26000を参考とした分析

    JSRグループのCSRの取り組みについて、現状把握と今後の課題抽出のために、ISO26000をベースに分析を実施しました。
    下表は、暫定的に比較・検討したものです。今後、さらに詳しい分析を進める予定です。
    結果は今後の活動方針策定に活かしています。

    ISO26000分析

    社外からの評価

    当社のCSRに対する取り組みは、国内外で高く評価されています。

    SRI指標への組み入れ(2013年6月30日現在)

    logo
    2012年9月、社会的責任投資(SRI)として世界でもっとも影響力のある指標の一つである「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・アジア・パシフィック・インデックス(DJSI Asia Pacific)」に初めて選定されました。
    logo
    2010年12月より、国際的なSRI指標である「Ethibel Pioneer & Excellence」に、日本の化学セクターで唯一選定されています。
    logo2013年4月、「FTSE4Good Index Series」の組み入れ銘柄として10年連続で選定されました。 logo2009年9月より、日本国内の代表的なSRI指標である「モーニングスター社会的責任投資株価指数」にも選定されています。

    その他、「社会的責任経営の進んだ企業」(日本総研)に選出されています。

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