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社会ワークスタイルイノベーション

1.基本的な考え方

JSRでは、会社も従業員も競争⼒を向上させ、持続的成⻑を実現させることを目的として、2017年よりワークスタイルイノベーション活動に注力しています。
会社は多様な従業員の活躍を促し、柔軟な働き方が可能となるよう労働環境・各種制度・ITインフラを整備し、従業員の自律性を尊重してエンゲージメントと生産性の向上に努めます。各部門は組織の「ありたい姿」を実現できる体制を整え、従業員は仕事と⽣活を両⽴(ワークライフマネジメントを実践)し健康的かつ活⼒をもって働きます。先端デジタル技術の⼒も活⽤しながら業務分析を行い仕事の進め⽅を抜本的に⾒直し、⽣産性を⾶躍的に⾼めつつ多様な働き方を実現する取り組みを進めています。

2.推進体制

ワークスタイルイノベーションに関する専任のチームが、基本方針策定と各種施策の企画および実行を推進しています。
各部署において従業員⼀⼈ひとりを巻き込んで組織の「ありたい姿」を議論し、課題を抽出、具体策を実⾏しています。これを専任チームにて経営層への報告や、イントラネットでの取り組み事例紹介を⾏い、全社的な活動として進めています。
2020年からは、全社⼀律の施策から部署の裁量による独⾃の取り組みを専任チームが⽀援する体制とし、全員でありたい姿を実現していくよう担当役員メッセージにて社内に周知しています。

3.主な活動

各部署では、作成した組織の「ありたい姿」に近づくための「ワークスタイル」を考え、実⾏しています。
多様な働き⽅を推進する制度やITの利⽤促進だけでなく、マインドも含めた⾃分たちの「ワークスタイル」のあり⽅を、経営層をはじめとして全社的に議論しています。
2020年は新型コロナウイルスの蔓延を機に⽴ち上げた「新しい働き⽅プロジェクト」にて、従業員へのアンケートやJSR各事業所の部門⻑へのインタビューを⾏い、これからの働き方として目指す状態を「目的・期待効果に合わせ柔軟な勤務形態・各種ツールを駆使し、行動できている状態」としました。これに向けて、① オフィスのあり⽅の⾒直し(特に本社機能)、② 利便性・業務⽣産性の向上に資するIT⽀援の強化、③ ⽣産性・競争⼒の向上とエンゲージメントを最⼤化する⼈事制度・施策の進化に順次取り組んでいます。

2020年度のトピックス

WSIマネジメントセミナー

新型コロナウイルスを機に、私たちの働き方は急速に変わりました。
本社では長期間の在宅勤務で、上司と部下、チーム内のコミュニケーションの取り方やマネジメントの仕方を進化させる必要性を強く感じるようになっています。また、工場や研究所間の出張や顧客等への訪問も思うようにできず、制約のある中で、仕事の進め方をどう変革して成果を出し続けていくか、まさにワークスタイルイノベーションを今一度考え直す契機にもなりました。
そのような中、各職場のチームリーダー層約150名に対して、以下の目的で「WSIマネジメントセミナー」を実施しました。

  • ・ チームの心理的安全性を醸成するための気づきを得ること。
  • ・ リーダー同士でお互いのマネジメントについて対話し、自身を振り返って、さらなる組織マネジメントの向上に活かすこと。

すべてオンラインでの開催となりましたが、参加者相互の十分な対話ができるよう少人数でのワークショップ形式としました。リーダーたちの横のつながりも強化され、組織力向上につながっています。

スマートワーク・デザインBOOK

働き方が急速に変わり、全社的にもオンライン会議が当たり前のように使われるようになりました。また、afterコロナにおいても、在宅勤務と出社のハイブリッド勤務など柔軟な働き方が維持されるため、ITツールを存分に活用する力が求められます。
2020年度は特にオンラインでのコミュニケーション効率を高めるため、あまり利用されていなかったチャットの活用促進や、オンライン会議での小さな工夫・配慮ポイントなどをわかりやすくまとめた「スマートワーク・デザインBOOK」を作成し、イントラネット掲示や食堂へのPOP配置等により社内に周知しました。
日々大量にやり取りされるコミュニケーションを少しずつでも効率化し、内容の密度を高くすることで、意思決定スピードと生産性を上げ、ひいては競争力強化につなげる取り組みのひとつです。

  • 「スマートワーク・デザインBOOK」自体もオンラインで発行しました

    「スマートワーク・デザインBOOK」自体もオンラインで発行しました。

  • 食堂のPOPでも周知(四日市工場北門食堂)

    食堂のPOPでも周知(四日市工場北門食堂)