環境マネジメント
推進体制
JSRグループは、経営と一体化した環境活動を推進するため、レスポンシブル・ケアの基本方針の下、環境目標を策定しています。
環境目標は本社環境安全部門が立案し、環境安全品質担当役員を委員長とする環境安全品質委員会で審議・承認したうえ、サステナビリティ推進会議に報告されます。
方針/基本的な考え方
JSRグループは、化学物質を取り扱う企業として、持続可能な地球環境や社会の実現に貢献することが私たちの務めと認識しています。
そのため、事業活動に伴う環境負荷低減と化学物質の適正管理を重点課題として捉え、温室効果ガス(GHG*)排出削減や廃棄物の適正管理などに努めています。特に気候変動は、自然災害の増加や環境規制によるリスクが事業に及ぼす影響が大きいと予想されます。このため温室効果ガスの排出量削減を中長期的な経営課題として捉え、JSRグループとして取り組んでいます。
- *GHG:greenhouse gas
指標と目標
取り組み
1.環境マネジメントシステム
JSR株式会社は、環境経営を支える環境マネジメントシステムとして、四日市工場で1999年にISO14001を取得し、以降認証を維持しています。
また、JSRグループ各社も製造拠点を中心にISO14001を取得し、その規格に基づくマネジメントシステムのもとで環境保全活動を推進しています。
| 事業所・グループ企業 | 認証番号 | 認証取得日 |
|---|---|---|
| JSR株式会社 四日市工場 | JQA-E-90119 | 1998年3月6日 |
| 株式会社イーテック | NQE-0082A | 2002年6月28日 |
| テクノUMG株式会社 四日市事業所 | JCQA-0700 | 2000年5月15日 |
| テクノUMG株式会社 宇部事業所 | JQA-EM0920 | 2000年6月30日 |
| テクノUMG株式会社 大竹事業所 | 10408692 | 2016年3月30日 |
| 日本カラリング株式会社 | NQE-0004A | 1998年7月27日 |
| 宇部樹脂加工株式会社 | 02842-2016-AE-KOB-JAS-ANZ | 2006年5月1日 |
| JSRマイクロ九州株式会社 | JQA-EM0882 | 2000年6月2日 |
| JSR Micro N.V. (ベルギー) | BE04/1440.EM | 2005年5月5日 |
| EUV Resist Manufacturing & Qualification Center N.V. | BE04/1440.EM | 2005年5月5日 |
| JSR Micro, Inc. Sunnyvale CA(米国) | EN13339 | 2010年4月27日 |
| JSR Micro, Inc. Hillsboro OR(米国) | 21554 | 2022年3月3日 |
| JSR Micro Korea Co., Ltd.(韓国) | EMS 501671 | 2005年12月21日 |
| JSR Micro (Changshu) Co., Ltd.(中国) | 122208009 | 2019年9月3日 |
2.環境功労表彰
JSR株式会社は、環境保全活動のさらなる活性化を目的として、環境製品開発、環境技術開発、環境負荷低減、また地域社会への環境支援など、環境保全に優れた貢献をした人を対象とする表彰制度「環境功労表彰」を設けています。2024年度は3件の功績に対し、計7名が表彰されました。
| 事業所 | 件名 |
|---|---|
| 四日市工場 | クリーンルームの運転条件最適化による CO2排出量削減 |
| 四日市工場 | 使用済み樹脂ドラムの洗浄溶剤変更による資源循環の促進 |
| JSR BiRD | 研究排水管理システムの監視強化によるリスク低減 |

