生物多様性保全
推進体制
サステナビリティ委員会が中心となって、JSR株式会社が取り組むべきサステナビリティ活動の一環として、生物多様性保全活動の検討・推進を行っています。
方針／基本的な考え方
JSRグループは、生物多様性の保全を経営方針における重要な柱の一つと位置づけています。化学物質を取り扱う企業として、持続可能な地球環境や社会の実現に貢献することを私たちの務めであると認識し、「気候変動緩和」、「水資源の保全」、「廃棄物削減」、「汚染予防に向けた取り組み」、「化学物質管理」など、環境負荷を低減する活動を通じて、生物多様性の保全に積極的に貢献しています。
取り組み
JSRグループは、各拠点において資源を守る活動や、近隣地域や海岸、河川などの清掃活動を継続して実施しています。これらの活動は、地域社会や近隣にお住まいの方々と良好な関係を築くことにも寄与しています。
1.テクノUMG株式会社 宇部事業所水源保全活動
テクノUMG株式会社宇部事業所は、地元山口県で行われている水源保全活動「水を守る森林づくり体験活動」に、厚東川工業用水利用者協議会の会員企業として毎年参加しています。樹木や竹の間伐体験を通じて森林の役割や森林整備の必要性について理解を深めるとともに、厚東川ダム流域の水源かん養維持に貢献しています。
また、山口県美祢市にある「秋吉台の草原を守り・育む活動（伝統行事の火道切り・山焼き）」にも毎年参加しています。本活動は、関係団体や地域の方々をはじめ、県内の企業やその家族などが参加して行われている伝統行事です。
今後もこれらの行事のお手伝いを継続し、地域に貢献していきます。
2.JSR株式会社本社 森の間伐への貢献
JSR株式会社本社では、紙の印刷物を作成する際に森の町内会*の用紙を使用しています。
2024年度は、1.6トンの紙を使用し、0.11haの岩手の森の間伐に貢献しました。
- *森の町内会：企業が環境貢献として、間伐材を用いた紙を購入・使用し、間伐費用の不足分を補完する仕組み。間伐は健全な森林の維持に役立ち、地球温暖化防止、土砂災害の防止、生物多様性の保全などにも寄与します。