ステークホルダー・コミュニケーション従業員
1.基本的な考え方
2.風土改革活動
JSRは自由と規律をベースにした風土改革活動に取り組んでいます。風土改革活動は、共育活動、OJT推進活動、コミュニケーション改善活動などで構成されています。「共育活動」は、上司と部下が十分にコミュニケーションを図り、上司は部下に仕事と責任を任せ、部下に考えさせたうえで共に成長を目指す活動です。「OJT推進活動」は研修を通じてOJT実施の心構えや基本的な考え方を従業員に浸透させる活動です。「コミュニケーション改善活動」は定期的な職場懇談会やグループ懇親会の機会をつくる活動です。
3.従業員意識調査
2004年度より3年ごとにJSRグループ全体で従業員意識調査を行っています。定点観測し、全従業員にフィードバックするとともに、施策の運用や制度設計に反映させています。2019年度は6回目の調査を実施しました。2019年度調査では、調査回答率91.9%と高い回答率となり、グローバル化の進展や行動指針の浸透が良く反映された企業風土の醸成が進んでいることがわかりました。また、社内コミュニケーションや人材育成についての関心が高まっている傾向も踏まえ、会社と職場の魅力のさらなる向上につなげていきます。2019年度は、一部職場ごとに細分化した集計結果をまとめ、所属長に職場の良い点や課題を説明、本調査を、より魅力ある職場づくりの検討に資するようにする運用を始めました。次回、結果の対比により、今からの取り組みが活かされたかどうか、検証する予定です。
調査項目事例:
- 会社と職場に対する満足度
- 働くモチベーションの状態
- 企業理念の理解度と浸透度
- ダイバーシティの理解度と浸透度
- ワークスタイルノベーションの理解と浸透度
4.表彰制度
従業員のモチベーションを高めるために、各種の表彰制度を導入しています。
例:社長表彰、生産・技術部門表彰、研究開発部門表彰、環境功労表彰、特別表彰、勤続表彰、無災害表彰など
5.CSRおよびレスポンシブル・ケアの浸透活動
JSRは、ESD※1の考えに基づき、全従業員がサステナビリティやSDGsについて理解し、業務に生かすことができるよう、CSR & RCキャラバンや、CSRレポートを読む会を開催しています。
※1 ESD(Education for Sustainable Development):持続可能な発展のための教育
(1)CSR & RCキャラバン
JSRでは、毎年担当役員と担当部門長が各事業所を巡回するCSR & RCキャラバンを実施しています。CSRの推進やレスポンシブル・ケア(環境や安全、品質)活動の成果と今後の課題を従業員と共有し、直接意見交換をしています。また、このキャラバンの中で、SDGsについての教育を実施しています。
CSR & RCキャラバン開催実績
本社 | 2019年9月26日 |
四日市工場 | 2019年10月4日 |
千葉工場 | 2019年10月3日 |
鹿島工場 | 2019年10月2日 |
筑波研究所 | 2019年9月27日 |
CSR & RCキャラバンの様子(本社)
(2)CSRレポートを読む会
JSRは、グループ企業を含む国内全部門において「CSRレポートを読む会」を毎年開催しCSRの取り組みに役立てています。2019年はSDGsの認知度を調査、また自部門とSDGsとのかかわりをテーマとしました。各部門における意見を分析して結果を従業員にフィードバックしています。また、サステナビリティ活動に反映させています。