JSRグループのサステナビリティTCFD提言への対応
JSRグループは、社会が直面する気候変動問題を当社の最重要課題の一つと捉え、当社がこれまで培ってきた技術力を活かして、温室効果ガス排出量削減に向けた活動などに積極的に取り組んでいます。こうした中、TCFD※1の提言を低炭素経済への移行に向けた持続可能な社会の発展に資するものと考え、この提言に則した取り組みを始めました。
まず、取締役会の監視によるガバナンス体制のさらなる強化や、将来に向けた具体的な経営戦略、リスク管理、指標と目標などを策定するためのシナリオ分析に着手しています。化学企業として気候変動に真摯に向き合い、当社グループの企業活動が影響する機会・リスクを深く理解し行動するとともに、その取り組みの積極的な開示に努めてまいります。
※1 TCFD：
金融安定理事会（FSB）によって設立された気候関連財務情報開示タスクフォースのこと。2017年6月、気候変動リスクが金融機関や企業、政府などにおよぼす影響を、財務報告において開示することを求める提言を公表した。世界中の1,000を超える機関が提言への賛同を表明している。（2020年2月時点。TCFD公表値）
