マテリアルフロー
事業活動による環境影響
JSRでは、エネルギー、水資源、化学物質の使用などのインプットデータ、および大気や水域への排出物、廃棄物等のアウトプットデータを把握、精査することにより環境負荷の低減に努めています。
LCA・LCIへの取り組み
LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)とは、製品の原料調達から製造・販売・使用・廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境影響を定量的に評価する手法のことです。LCAを実施するには、製品を製造する際の投入資源、排出環境負荷などのインベントリーデータ(LCIデータ)を算出することが必要です。
代表的な合成ゴムのLCIデータ算出については、合成ゴム業界全体で取り組み、当社も参加しました。算出結果については、(社)産業環境管理協会LCAフォーラムのデータベースに登録しています。また、ファイン製品のLCIデータについては、生産工程の二酸化炭素発生量を把握しています。
今後は、LCAを研究開発段階から導入し、二酸化炭素排出量を考慮しながら製品設計を進めていくシステムの構築を進めていきます。