水資源は生物の生存に不可欠な資源であり、グローバルにみると、特に淡水は限りある貴重な資源となっています。気候変動の影響も受け、日本国内でも異常気象による自然災害により水資源が影響を受けており、水資源の適切な管理が必要とされています。
JSRグループは、この水資源を、飲料用以外に、製造工程における原料および冷却水等に使用しています。水資源のプロセス内における循環利用等に取り組むとともに、使用後は、適切な浄化処理をし、河川などに排出しています。
- 負荷量(COD排出量、全窒素排出量、全リン排出量)→JSRグループESGデータ
1.水資源使用量の内訳(取水源別)および循環利用率
JSRでは、水資源として工業用水、地下水※1、上水道を2018年度は15,275千m3使用しました。この内、29.3%を各工場のプロセス内で循環利用しています。『現在の循環利用率の維持』を目標としてこの取り組みを継続することにより、水資源の管理に努めていきます。
年度 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 |
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工業用水 | 14,734 | 14,359 | 14,190 | 13,917 | 13,667 | 14,790 |
地下水 | 234 | 357 | 253 | 354 | 393 | 313 |
上水道 | 167 | 159 | 158 | 176 | 200 | 172 |
水資源使用量合計 | 15,134 | 14,875 | 14,600 | 14,447 | 14,259 | 15,275 |
循環利用水量 | 4,496 | 4,249 | 4,159 | 4,193 | 4,250 | 4,481 |
循環利用率(%) | 29.7 | 28.6 | 28.5 | 29.0 | 29.8 | 29.3 |
※1 地下水に関しては、四日市工場および千葉工場では使用していません。
2.グローバルの推移
水資源使用量および総排水量
2018年度のグローバルの水使用量は、21,234千m3で前年度比7%増となり、総排水量は、17,587千m3で前年度比4%増となりました。グローバルにおいても、水資源の適切な管理に努めていきます。

