女性社員座談会Females Discussion
様々なバックグラウンドが化学反応を起こす。
モチベーションは、どんな人でも活躍できること。
1992年入社
人材開発部労務チーム
チームリーダー
兼 ダイバーシティ推進室
育児休業(2001年)後、人材開発部にて労務チーム所属。仕事と子育ての両立を経験した自身の体験をもとに、仕事と育児を両立する支援制度を実現してきた。
2008年入社
精密電子研究所
先端電子材料開発室
子育てとの両立のため、限られた時間のなかで成果を出すことの大変さを感じつつも、やりがいを感じる今の現状を後輩に伝えていきたい。
2011年入社
JSRライフサイエンス株式会社
研究開発部 第一チーム
共働きが増えてきた今の時代、JSRで多くの先輩が仕事と家庭の両立を実現している姿を見て、心強いと感じる。
2012年入社
人材開発部 人事チーム
2017年12月から産育休に入る。復職後も自分の可能性を広げていきたい。そういう成果を上げていくための制度だと思う。
重責もあるが、やりがいもある。
私はバブル期に入社して広報室の配属になりました。時代的には華やかな社会人のスタートでしたが、女性が活躍するという雰囲気はまだまだ。しかし、数年するとJSRでも育児休業の利用者が増え始め、夫の「育児休業を取得させてくれる会社はまだまだ少ないんだぞ」との言葉に押され、産休・育休を経て、現在の労務チームに復帰しました。労務は働き方の制度を企画する部署。育休の経験をもとに、女性が活躍できる環境づくりは今後ますます必要と思い、制度作りに邁進しました。
私は、大学で研究していたことを社会でも研究者として活かしたいと思い入社しました。JSRのインターンシップにも参加していたので縁があったのかなと思います。最初は光学フィルムの開発に従事していましたが、CDP制度によって現在は半導体用の消耗剤の研究開発に従事しています。
最初の配属は四日市研究センターでリチウムイオン電池用バインダーの研究開発に携わり、現在はJSRライフサイエンス㈱に出向し、体外診断薬用機能性材料の研究開発に取り組んでいます。人々の健康と豊かな生活に貢献できる研究なので、とてもやりがいを感じています。
入社後は光造形3Dプリンター等を扱うグループ会社へ出向し、BtoBの営業をしていました。CDPの制度前の2014年からJSRの人材開発部に異動となり現在に至っています。入社面接の際に、人事にも興味があると言ったことが反映されたのかなと思っていますが、全社に影響する人事制度の改善等の仕事には責任と共にやりがいも感じています。
労務管理は福利厚生の企画も大きな仕事の一つですが、社員の生活に関わる制度などを作る中で、男女ともに子どもを持ちながらも働きやすい環境についても、上司と何度も議論をしました。当時はなかなか理解されなかった働く女性の大変さも、やっと時代が追い付いてきて、今では当社もダイバーシティ推進や働き方改革などさまざまな取り組みを実現しています。
JSRライフサイエンスに異動したのはちょうど新しい事業が立ち上がるタイミングという事もあり、自分の考えを活かす形で研究を進められていると実感しています。研究開発は自らのアイデアをもとに様々な課題をクリアすることでモチベーションが上がるものだと思いますが、JSRでは新しいことへのチャレンジが推奨されているため、自分のアイデアを反映させて研究を推進できる環境が整えられていると感じます。
私も徐さんと同様に研究職ですが、男女は関係なく結果を出していく仕事なので、やりがいと同時に大変さも感じることも正直あります。育児との両立も含め、さまざまな部署の方々と情報共有することが重要だと実感しています。
フレキシブルな制度で活躍できる。
私は、来年2月に出産予定で、これから育休や時短、フレックスなど状況によってさまざまな制度を利用しようと考えています。伊藤さんは、どんな制度を利用されましたか?
産前産後休暇、育児休業、そして現在はベビーシッター給付を利用しています。育児休業が無条件に1年半とれるのは他社と比べても長いと思います。(註:保育所に入所できない等の場合は最長2年)私は、実際は半年で復職しましたが、それぞれの家庭事情に合わせて自由に選択できるのでそのあたりの柔軟性は高いと思います。
実際に利用されている先輩の声がやはりいちばんリアルですよね。
私は、在宅勤務やベビーシッター給付制度(註:ベビーシッター利用時に費用の半分を会社が補助する制度)など、自分で作った制度を自分で体験してきました。仕事と育児の両立というのは経験してみないとわからないものですから、体験した先輩やモデルがいると安心と考える人が多いようだけれど、自分がモデルになるという意識で活用してもらいたいです。いろいろな意見を上げてもらいたいと思っています。
私がさまざまな制度を利用することで、この制度は使いやすいとかそういう意見を拡げていき、研究しやすい環境づくりに貢献していきたいです。
先日、多くの会社が参加する女性社員交流会に出席し、仕事上やプライベートの悩みを共有し解決方法を議論する機会がありました。JSRでは育児休暇制度や復帰後のサポートを活用し、様々な困難を乗り越えた先輩の姿を見ることが出来るので、子育てがこれからの私にはとても心強いと感じています。また育児とは離れますが、CDP制度は私のキャリアにとって欠かせない制度だと感じています。三年目の面談の場で自分の考える将来像を伝えたことで、ライフサイエンス分野で活躍できるチャンスが得られたと思っていますし、自分のキャリアを充実させることが出来て本当に良かったです。
私たちの世代は、共働きや男性の育児参加は当たり前と考えています。ですから、制度を利用しながらもその制度は、自分の力を活かすためのものだということを忘れたくないと思います。保育園など環境に左右されることもあるでしょうが、子育ても仕事もモチベーション高く成果を上げていきたいです。
最大のパフォーマンスを
発揮するために
制度を上手く活用していきたい。
JSRには自由な発想を尊重し、チャレンジ精神を大切にする風土があると思います。各事業所や研究所間での交流機会もかなり増えていますので、風通しの良い環境のもと、これまで以上のイノベーションが生み出せると信じています。私はこの先、自分自身のワークライフバランスを充実させながら研究者として世の中に役立つ材料を作り出していきたいと考えています。
復職後、どのような業務に携わるのか未定ですが、CDPの一環でより幅広い業務を経験できることに期待しています。私自身も、あまり力まず、さまざまな制度を利用しながら、仕事と子育ての両立を目指したい。制度はあくまでも成果を上げるためにあるものだと思うので、自分の能力が最大限に発揮できるところで活躍していきたいと思っています。
私も開発活動を通じて、現在携わっている製品を新しい顧客に展開していくことが近々の目標です。また、子育てをしながら働く後輩たちに、自分の経験をとおしてさまざまな提案をしていけたらいいなと思っています。さらに将来的には、今の仕事だけでなくJSRの開発活動を何らかの形で支援できるような、そんな立場になっていければと考えています。
女性が日本でキャリア開発がしやすくなっているのは事実ですが、本当の意味で男性とイーブンにキャリアを築けるかと問われればまだ道半ば。企業は多様性をもっと受け入れるべきではないか、これからが正念場だと思います。この先JSRでやりたいことを考えるとき、さまざまな社員の働き方を受け入れる環境づくりに今まで以上に貢献できればと思っています。自分自身のさらに先の人生のためにもこの先の10年は大切だと考えています。
女性従業員の活躍推進
JSRグループは、さまざまな事業をグローバルに展開し、多岐にわたる事業戦略を推進していくために、多様な人材が活躍していることが非常に重要であると考えています。その中でも、女性従業員の活躍支援については、経営戦略の一つとして定量的な目標を提示するなど、経営としての強い意志を全従業員に示し、推進しています。
女性活躍支援に関する数値目標と実績
目標 | 2017年度(参考) | 2022年度 | |
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女性従業員の採用率 | 目標:大学卒技術系 30% ※ | 2017年度(参考):20% | 2022年度:17% |
目標:大学卒事務系 50% ※ | 2017年度(参考):50% | 2022年度:100% | |
女性管理職比率 | 目標:2030年度末までに 10% | 2017年度(参考):3.8% | 2022年度:5.6% |
※各年度4月1日時点 ※学生男女比率から設定
女性活躍推進の取り組み
JSRでは、働く女性が長期に活躍・成長し、会社の成長にも貢献できるよう人財育成に取り組んでいます。
- 管理職手前にいる女性社員を対象に、社外研修への派遣。
- 毎年数十名の女性社員、また上司を対象に、仕事のやりがいや今後のキャリアについてヒアリングを実施。
詳細は、サステナビリティレポートをご参照ください。
えるぼし認定
- JSRは2019年10月28日付で、女性活躍推進法に基づく「女性の活躍推進」への取り組みが優良な企業として厚生労働大臣より認定され「えるぼし(2段階目)」を取得しました。