Careerこれまでのキャリア

2006

入社
プラズマディスプレイ材料の研究開発を担当

2009

半導体材料の研究開発を担当

2012

テキサス大学Willson研究室へ留学

2014

半導体材料の研究開発を担当

2015

研究開発部で新規事業化テーマの創出活動やライフサイエンス新研究棟の設置を企画担当

2021

DX推進部にて、デジタルトランスフォーメーションの推進に従事

Work
現在の仕事内容

岡崎の写真

直近まで研究者だった視点で、
新研究所の開設に奮闘する毎日。

1回目のCDPで、プラズマディスプレイ材料の研究開発担当から半導体材料の研究開発担当に異動。研究者として順調にキャリアを重ねていた岡崎にとって、2回目のCDPで上司から言い渡されたミッションは、想定の範囲を大きく超えていた。四日市から東京に転勤し、そこで担うことになったのは、JSRのコア技術である合成・高分子技術の深耕と、各研究所のシナジー創出を目的とした、新研究棟の設立業務だった。

「半導体材料に関してはテキサス大学に留学までしていましたから、研究現場から離れる今回の異動は全くの想定外でした。いざ新研究棟設立の企画に取り掛かってみると、研究者として重視する設備面の他、どんな執務環境や仕掛けが研究者の創造性を引き出しうるのか、研究者だけの視点では判断が難しいことに気づいたのです。異動の一か月前までフラスコを振っていた私にとって、新研究棟の設立業務は極めて重要で難しい職務であると認識するようになりました。」

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Mission
現在向き合っている課題

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人と人の結びつきの中で発生する、
協働を加速させるケミストリーを追求。

現在新たなライフサイエンス事業の研究施設として、首都圏に新研究棟を設立する計画がある。岡崎は当初、総務、経理、事業部など、社内で関係するメンバーに加え、行政担当者や実験機器や什器といったメーカー担当者など、多種多様な立場の人間と意見を交わすことに戸惑ったそうだ。

「これまで接点のなかった多くの職務の人たちと関わることになり、コミュニケーションの壁に直面したのです。研究者はロジックを積み重ねることで議論を進めますが、それが万人に通用するやり方ではないことを何度も痛感し、これまでの自分の他人に対する見識の狭さに気づきました。それからは、相手にどう説明したらこちらの意図を分かってもらえるのか深く考えるようになり、メールや資料を平易な言葉や表現で作成するように心がけ、相手との距離の縮め方や心に届かせる表現などを工夫しました。すると、徐々にこちらの熱意が伝わるようになり、それまで機能していなかった協働体制が一気に動きだしたのです。」

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Stage
JSRで働く環境

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本人の想像の域を超えるCDPで、
個々の成長性が最大化する。

現在の職務への異動が研究開発から離れるものではなく、JSRの研究全体を俯瞰的に見渡せる立場であることに気づいた今、岡崎は自分を異動させた上司の『目利き』に感謝している。

「思い返せば以前の私には、特に留学からの帰国後は、研究者として少々独善的で生意気な面がありました。上司は私のさらなる成長を期待したのでしょう。それで、キャリアを活かしつつ多くの人と関わることで視野を広げられる今の仕事を選んでくれたのだと思います。今後、研究開発職に戻ることになったとしても、企画管理的なポジションを極めるにしても、この仕事の経験は必ずプラスになると捉えています。」

メンバーの成長を引き出そうとする上司の判断によって、思わぬ進路が示されるケースも、JSRのCDPにはあるのだ。そんな岡崎の充実ぶりは、周囲にも伝播している。

「かつての職場がある四日市へ出張することがあります。その時にかつての同僚が口々に言うんですよ。“岡崎さん、東京に行ってイキイキしてますよね”って。」

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JSRに入社した理由

大学院1年生の頃に、数多くの化学メーカーのリクルーターと出会いました。その中でいちばん情熱に溢れていたのが、同じ学部出身のJSRの先輩でした。研究の楽しさや会社の風土の良さ、満足できる待遇などを、余すことなく語ってくれたのです。化学メーカーの範疇で多角的にチャレンジし、成長性が高いことも魅力に感じました。

学生時代に熱中したこと

ボランティアで学内カフェの運営に携わっていました。リーダーがアメリカ人で、スタッフは複数の国からの留学生が集まっていて、多国籍なメンバー構成でした。インターナショナルな雰囲気の中、それまで触れることのなかった多様な価値観を知って異文化への理解を深めることができ、コミュニケーション力も養えたと思います。

休日の過ごし方

妻と三人の子供が鈴鹿で暮らしていて、私は東京に単身赴任中です。隔週で金曜日の晩から月曜日の早朝まで帰っていますが、その時は家事と育児をこなしつつ家族との時間を大切にしています。東京での休日は酒場でクラフトビールを楽しんだり、溜まったシャツのアイロンがけをしたりするなど、マイペースで過ごしています。