先端材料+バイオ技術で人々の健康に貢献。

「ライフサイエンス」分野を次代の中核事業の一つとして成長させるべく、筑波研究所のバイオメディカル部門を軸に、関連部門を集約する形で2012年に設立されたのがJSRライフサイエンス株式会社(以下、LSCと表記)です。LSCは、JSRのポリマー技術、粒子技術をコアとしながら、そこにライフサイエンス系の評価技術やバイオ素材(蛋白、核酸等)の技術を組み合わせることにより、両方の特性を組み合わせた製品開発を行っています。現在は「体外診断薬、研究試薬向け材料」「バイオ医薬製造プロセス向け材料」という2分野において材料技術の研究開発および事業展開を推進。さらに中長期的には、顧客や提携先の知見も活用しながら、より川下の分野にも研究を拡げ、個別医療やDDSを含む創薬、再生医療、ヘルスケア等の領域への拡大を目指します。LSCのミッションは、今後大きな成長が予想されるライフサイエンスの分野において、多様化するお客様のニーズを先取りしたマテリアル開発を行い、より豊かで健やかな社会の実現に貢献することです。JSRによるライフサイエンス分野での積極的な投資と、国内、欧米、アジアなどのグループ各社との連携強化を通じ、人々の健康に貢献する事業をグローバルに展開していきます。

バイオプロセス材料の写真
バイオプロセス材料
診断試薬材料の写真
診断試薬材料

Strong Point

国内外に広がるグローバルなネットワーク。

LSCの強みは、JSRが長年にわたり培ってきた「時代の先端を切り拓くマテリアル開発力」と「それを支える人材」にあります。これにベンチャーのスピード感を加味して、時代のニーズを先取りする製品開発に取り組んでいます。ポリマー・粒子系の技術と、ライフサイエンス系の技術を組み合わせることにより、新しい発想で高付加価値の製品を生み出します。さらにJSRの他の研究所や工場、出資提携先との間で、それぞれの得意な分野での技術・材料・製品を持ち寄る形で分業するケースも多く、JSRの総合力を生かしたスピーディな開発が可能です。特にバイオ系の素材、技術の導入に関しては、国内外の研究機関や出資提携先とのコラボレーションにも積極的に取り組んでおり、JSRの基盤事業で構築されているグローバル体制を活かし、グローバルでの研究開発ネットワーク構築を進めています。