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CSRレポート

SRI指標と銘柄への組み入れ

JSRグループが取り組む重要課題の特定プロセス

JSRグループでは、企業理念「Materials Innovation—マテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献します。」を掲げ、経営方針のステークホルダーへの責任の中で、意識する社会課題を挙げています。これらの基本的な考え方の下に進めてきたCSRの取り組みの中でも、特にJSRグループが喫緊の課題として取り組まなければならない重要課題を抽出することを試みました。

1JSRグループに関係する社会課題の抽出

JSRグループに関係する社会課題の抽出

JSRグループのCSRにおける重要課題を特定していくにあたり、まずは今までのCSR課題・取り組みの状況について、JSRグループの企業理念体系、国連グローバル・コンパクト10原則、ISO26000の7つの中核主題などと照らし合わせて整理しました。JSRグループが社会環境に与えているインパクト、あるいは応えるべき社会のニーズ、重要課題の候補として13の項目を抽出しました。

2ステークホルダーからのヒアリング

ステークホルダーからのヒアリング

今までに行ってきたステークホルダーとの対話の中から、重要な課題として指摘を受けていた事項、毎年レスポンシブル・ケア(RC)の一環として行っているステークホルダーからの意見聴取などより、JSRグループにとっての重要な課題の絞り込みを行いました。

過去に実施した主な対話テーマ

従業員
働きやすい職場環境・ワークライフマネジメント(2009年)
有識者
ダイバーシティ(2010年)
地域
次世代育成・地域とのコミュニケーション(2011年)
有識者
生物多様性保全(2012年)
有識者
JSRグループにとってのCSR(2013年)
有識者
JSRグループの環境保全活動(2014年)

JSRグループの工場がある四日市・千葉・鹿島地域の住民・自治体・企業との情報公開と意見聴取(随時)

3重点課題の検討

絞り込んだ重要課題の候補に関して、JSRグループにとっての重要度(内部要因)とステークホルダーにとっての重要度(外部要因)をマトリクスによって整理しました。

各課題の重要度

4JSRグループの考える重要課題

自社グループにとってもステークホルダーにとっても重要度が高い課題を「JSRグループの考える重要課題」としました。これらの重要課題については、ステークホルダーからの意見やニーズ、状況によって変わっていくものだと考え、定期的に見直します。

安全・防災

安全はすべてのステークホルダーの暮らしにつながるものであり、企業にとっても経営の基盤となる最重要課題と考えています。防災についても同様と考えています。

健康長寿社会

健康寿命の延長は、医療費の増大や老々介護の問題解決につながります。健康寿命の延長を重要課題と考え、JSRグループが連携して貢献します。

省エネルギー・省資源・気候変動対策

化学メーカーは製造の段階でたくさんのエネルギーを使うため、省エネ、省資源、CO2の排出量削減などの環境負荷を減少させる責務は他の産業よりも大きいため、重要な課題と考えています。

ステークホルダーとのコミュニケーション

顧客・取引先、従業員、社会(コミュニティ)、株主などそれぞれのステークホルダーのニーズを捉え、社会課題の解決や価値創造へとつなげていくことが重要な課題と考えています。