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CSRレポート

SRI指標と銘柄への組み入れ

ステークホルダーとのコミュニケーション トピックス

社会に役立ち必要とされるために、様々なステークホルダーとのコミュニケーションを深化させます。

愛知県立旭丘高校生徒の企業訪問

愛知県立旭丘高校生徒の企業訪問

JSRグループが経営方針として定めるステークホルダーへの責任には

  • 顧客・取引先への責任
  • 従業員への責任
  • 社会への責任
  • 株主への責任

があります。
それぞれのステークホルダーと相互理解を深め、期待に応えていく。またステークホルダーとの協力やコミュニケーションを通じて社会に新たな価値を創出することを目指しています。

顧客・取引先への責任
サプライチェーンマネジメント

JSRグループのサプライチェーンマネジメントには、様々な産業に素材を提供して社会を支える化学メーカーとしての特徴があります。それはお客さまに絶えることなく安定的に、確かな品質の製品をお届けすることです。
同じJSRグループの中でも、石油化学系事業とファイン事業、あるいは戦略事業ではそのサプライチェーンマネジメントにおけるポイントは異なってきますが、お取引先様、お客様にはJSRグループ購買指針に定める「購買取引にあたっては、持続可能な社会に向けて、安全、人権、法令遵守、資源保護環境保全、生物多様性などに十分配慮する」とのCSR調達方針をご理解いただき、コミュニケーションによる相互理解の下で協力しながら、実効性のある取り組みを続けています。
2014年度からは、いわゆる紛争鉱物に関しても、直接の原材料としているものはありませんが、製造過程で用いる触媒に微量な金属が含まれることもあることから、その調査を行っています。

お取引先様とのコミュニケーションの様子

お取引先様とのコミュニケーションの様子

お取引先様との取引における法律違反や、企業倫理違反、または、それらの疑義行為を早期に発見し、解決するため、お取引先様からの相談や通報を受け付けるための外部機関を利用した通報窓口(サプライヤーホットライン)を設けています。
さらには、供給リスクへの対策としてBCM(事業継続マネジメント)の観点から、調達先を複数持つことで、リソースのマネジメントを行っています。特に重要な原材料については、万が一に備えて、事業計画に基づいた在庫管理により原料切れによる生産停止が起こらないようにしています。
サプライチェーンマネジメントは、「守りのCSR」の中でも重要なものと位置付けており、常に見直しを行い、サプライチェーン全体でのMaterials Innovationによる新たな価値創造につながっていくことを目指したいと考えています。

社会への責任、従業員への責任
近隣にお住まいの方々との交流:ハーモニーフェスタ

ゲームを楽しむ子どもたち

ゲームを楽しむ子どもたち

四日市市マスコットキャラ「こにゅうどうくん」エアーゲーム

四日市市マスコットキャラ「こにゅうどうくん」エアーゲーム

四日市工場では、近隣にお住いの方々とJSRグループ従業員やその家族との交流の場として「JSRグループハーモニーフェスタ」を毎年開催しています。地元の恒例行事となっており、2014年度は1700名程にご参加いただきました。
地元中学校吹奏楽部によるブラスバンド演奏や、四日市市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」の巨大なエアーゲーム、四日市市の特産品である万古焼の絵付け体験や日永うちわの貼り絵体験など地元ならではの特色を活かした企画も取り入れて、お子様からお年寄りまでが楽しめるイベントとなりました。
今後もJSRグループは地域社会の一員として、近隣にお住いの方々とのふれあいを大切にしていきます。

社会への責任
次世代教育の実施

近隣の小学校へタブレット寄贈(JSR Micro Taiwan Co.,Ltd.)

近隣の小学校へタブレット寄贈
(JSR Micro Taiwan Co.,Ltd.)

従業員による日本大学での特別講義(千葉工場)

従業員による日本大学での特別講義(千葉工場)

JSRグループでは従業員の化学の知識を活かし、児童や学生の教育に力を入れています。小学生から高校生への理科教育の実施(3工場および本社)、大学生のインターンシップ受け入れ(四日市工場および本社)、教職員研修の受け入れ(3工場および本社)など、様々な教育を実施しています。
海外拠点、JSR Micro Taiwan Co., Ltd.(台湾)ではタブレットや環境に関する書籍を近隣小学校へ提供しました。
TECHNO POLYMER AMERICA, INC.(米国)ではSPE(Society of Plastic Engineers)に加入し、地元デトロイトのPlastics Engineeringを専攻している学生の支援をしています。
また文部科学省が2014年度から開始したスーパーグローバルハイスクール事業の指定校である愛知県立旭丘高等学校生徒の企業訪問を受け入れました。

社会への責任
近隣地区清掃活動への参加

国道16号線の清掃活動(千葉工場)

国道16号線の清掃活動(千葉工場)

JSRグループでは国内/海外拠点ともに近隣の清掃活動を継続して実施しています。

  • 四日市工場:近隣コンビナート各社とともに鈴鹿川の清掃を実施
  • 千葉工場:工場前の国道16号線の清掃を実施
  • 鹿島工場:工場周辺および近隣行政区の清掃活動を実施
  • 株式会社イーテック:町内清掃活動に参加
  • JSR Micro, Inc.(米国):海岸の清掃を実施

社会への責任
ボランティア活動

児童福祉施設への物品寄贈(JSR Micro Korea Co.,Ltd.)

児童福祉施設への物品寄贈
(JSR Micro Korea Co.,Ltd.)

四日市工場では2014年より公益財団法人ジョイセフの「想い出のランドセルギフト」活動に参加しています。使われなくなったランドセルを寄贈し、アフガニスタンの教育の機会に恵まれない子どもたち、特に女の子の就学に役立てる活動です。
またJSR本社、四日市工場、筑波研究所では社員から外貨を集めて「ユニセフ外国コイン募金」に継続して参加しています。これらの外貨は開発途上国の子供たちの生命と健康、権利を守るためのユニセフの活動に使用されています。
JSR Micro Korea Co.,Ltd.(韓国)では、集めた物品を近隣地域の児童福祉施設に届け、慰問しています。また、近隣の敬老党を年2回訪問しています。

従業員への責任
健康活動での受賞

表彰式の様子(JSR Micro N.V.)

表彰式の様子(JSR Micro N.V.)

JSR Micro N.V.(ベルギー)が推進する Health Plan が、ベルギー・フランダース政府が主催する、企業の健康活動を表彰するイベント "NV Gezond" で、大賞を受賞しました。
この活動の中心となる Health Compass は、従業員が自主的に参加して健康指標を測定・改善する活動で、昨年は80人が参加し、産業医のアドバイスを受けました。
そのほかにも地元ルーヴェン市のビーチバレー大会への参加や職場でのフレッシュフルーツの提供などを通じ、健康活動を推進しました。