製造技術Technical Departure
半導体分野における難易度の高い課題に挑戦し、
「品質」という観点から製造を支える。
製造技術第二センター
2022年入社
※2025年12月取材当時
- 2020年 4月
- 化学品メーカーに新卒入社。低分子の有機合成などの研究開発に従事
- 2022年 3月
- JSRに転職。製造プロセス改善、新製品の立ち上げや量産化などに携わる
新たな領域へ挑戦するため
研究開発から製造技術の現場へ
大学で有機化学を専攻した彼は、化学品メーカーに新卒入社し、研究開発業務に従事していた。当時の業務は有機合成に関する基礎研究がメイン。研究開発は花形の部署のひとつだが、彼にとっては与えられたテーマに黙々と取り組む印象が強かったという。
「研究開発からキャリアをどう伸ばし広げていくか。そのイメージがなかなか掴めずにいました。そうした中、品質について学ぶ機会があり、品質の力の強さを実感。製造現場に近い仕事へのシフトを考えるようになり、品質に関する勉強を業務の傍らで続けていました」
転機が訪れたのは、2022年初め。結婚を機に四日市へ生活拠点を移すことになった彼が転職先として選んだのが、キャリア変更の方針に合致したJSRだった。彼が所属する電子材料事業部 製造技術第二センターは、部署を横断して指示・判断を行い、品質面の改善による顧客満足度向上や生産性向上をリードする役割を担っている。
「『製造技術』と『品質管理・品質保証』の機能が一体化した部署です。総合的な業務の幅が広く、多くの情報を扱いながら、さまざまな部署・人々と関わっていける点が魅力でした」
「品質」の観点で連携し合い、
安定した製造を支え続ける
彼が担当する業務は、シリコンウエハの回路形成時に使用するフォトレジストの製造プロセス改善、新規製品の立ち上げ・量産化、工程変更、品質安定化など多岐にわたっている。
「『品質』という観点に重きを置き、メンバーそれぞれが品質+試験、品質+製造技術など+αの担当範囲を持って業務にあたっています。『製造技術』と『品質管理・品質保証』が複合した機能に加え、個々の+αが重なり合うことで、情報共有、意思決定や顧客要望を実行するまでのスピードが速いことは、JSRの強みです。さらに顧客視点でデータを読み、顧客工程での使い勝手や再現性まで踏み込んだ判断ができる点が価値になっています」
とはいえ、転職後は順風満帆だったわけではない。製造時の原料溶解不良の改善対応では、認識の齟齬や指示不足により、別の生産トラブルを招いた。改善案を探る中で、彼を支えたのは多くの部署が連携してトラブルを乗り切るというJSRの文化だった。
「製造、保全、品質、物流、営業などの部署が近接連携していることもJSRならでは。先輩方のアドバイスも取り入れながら検証不十分だった点を見直し、2年越しに再チャレンジして現場の作業性と品質を両立できる方法に変更することができました」
自由度の高い環境で課題を解決し、
事業インパクトに貢献する
半導体分野の構造的な伸びを背景に難易度の高い課題に早期から携われることもJSRの魅力だと彼は語る。品質保証の役割も担う部署であるため、海外とのやり取りも多い。
「業務において重要なのは、対応のスピードと判断を間違わないことの両立です。JSRでは若手でもキャリア採用でも与えられる裁量は大きく、自由度は高いと感じています。製造技術は改善の成果が見えやすいだけでなく、その成否は顧客満足度を左右し、事業インパクトも大きい。それが仕事へのモチベーションにもつながっています」
品質+αの視点を持てる部署であることに加え、電子材料・プロセスと品質管理を学べる技術者育成など実務と学習が連動する仕組みや制度も今後のキャリア形成に大いに役立つと実感している。
「今の目標は、メイン担当としてさらに多くの案件に挑戦し、自身の業務の幅を広げていくこと。教える側になりたいという思いもありますね。JSRだから得られた環境で経験を積んだ自分が、どんな指導ができるようになっているのか。新しい領域への挑戦も続けながら、自分の成長を確かめていくことが楽しみです」
どんな仲間と働きたい?
JSRには助け合う文化があります。チームや部署間で助け合いながら業務を進め、和を意識できる人は、周囲もフォローしやすく、成果も出しやすいと思います。また、私の部署は判断の機会が非常に多く、難しい案件でも前に進むための意思決定を行うことが必要となります。視野が広く、決断力のある人が仲間になってくれると心強いですね。
JSRのお薦めポイントは?
研究~製造~品質~顧客対応など業務横断的に活躍する経験が得られ、自分のキャリアを広げやすい点です。私自身を含め半導体とは異なる業界・異なる職種の中途の方も多く、これまで経験で培ってきた考え方・取り組み方などを活かせているはずです。今の部署は、品質を軸に専門性やサプライヤー・顧客・製造の視点を持ちながら事業の中核として活躍できる場があり自分の価値を磨けます。
JSRへの転職満足度は?
転職満足度は高いですね。立ち上げやトラブル対応、顧客からの即時要請で忙しい時期はありますが、チームで助け合えることが心強いです。QCD(品質・コスト・納期)への貢献が事業成果に直結し、自分の仕事が役立っていると感じられています。四日市を拠点としてワークライフバランスを大切にした生活ができるのも嬉しいです。