少数精鋭で新事業に挑む風土に
幅広い経験が活かせると確信

JSRではマネージャークラスのポストに、外部から適切な人材を招くことが少なくない。7年にわたって勤めたプラントエンジニアリング会社での多彩な業務経験が評価されてJSRに入社した原も、すぐに関連会社の事業管理マネージャーを任された。

「医薬品や化学品メーカーの海外プラント建設受注の営業をしていたのですが、小規模な案件になると、営業が顧客の海外進出の調査支援・情報提供を行ったり、また社内では、法務対応、保険、ファイナンス等に至るまで、コーディネートしていました。そうした幅広い経験を、今度はメーカー側で活かしたいと考えてJSRに応募したのです。JSRはファイン事業を中心に収益を伸ばしており、事業開発の旺盛な企業に見えました。ここなら様々な業務を一人でこなすような機会に恵まれると思ったのです」

その後、原はファイン事業企画部において事業企画と経営管理業務全般を、次に戦略事業企画部で事業開発のリーダーを任され、現在のライフサイエンス事業企画部長に至る。

原の写真 計算のイメージ写真

グローバル市場で
ライフサイエンス事業を成功に導く

石油化学系の事業で創業し、IT社会の発展を予見して半導体やディスプレイ分野に付加価値の高い材料を提供するファイン事業を軌道に乗せ、今また将来の新たな事業基盤を築く挑戦をスタートさせたJSR。ターゲットはライフサイエンス。技術で人の健康増進や疾病治療に貢献していくビジネスだ。原は事業企画部長として、グローバルを視野に置いた組織体制の構築と経営数値に関するマネジメント業務を任されている。

「世界的に急伸する事業分野ですから、迅速に市場で一定のポジションを築いて製品領域における主導権を握るには、有望な技術や商材を持った企業を吸収するM&Aが有効になります。でも、ただ技術と人材を集めるだけでは、投資効果は上がりません。JSRの既存技術や人材と、獲得した会社の技術や人材との間でシナジーが生まれてこそ、1+1が3になるような効果が生まれます。そのために、私は今グローバルオペレーション体制の構築に心血を注いでいます」

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変化を進んで取り入れる柔軟さは
意欲的な社員に活躍の場を与える

以前と同じような仕事を繰り返してばかりということは、JSRにはほとんどない。新事業に配属されれば自然とそうなるが、既存事業においても社員一人ひとりに新しい挑戦が奨励される。積極的なキャリアデザインを応援するCDP制度もある。この風土は、JSRがイノベーションや変化への対応を重視する会社に他ならないから定着したと原は言う。

「JSR自体が、様々な分野で挑み続ける会社です。一方で、豊富な人材を抱える巨大企業ではありません。必然的に、一人ひとりの社員の成長や挑戦が求められます。言い換えれば、自分を高く飛躍させたいと願う方にとっては、チャンスが豊富にある企業です。でも、入社してみればご想像以上かもしれませんね。私自身、米国人上司の下で重要な役割を果たしていく現在のミッションなど、転職前には想像もしませんでした。相応の努力は必要ですが“なりたい自分になれる”を通り越し、“想像以上の自分になれる”会社だと言えるかもしれません」

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どんな仲間と働きたい?

キャリア採用で入社される方に特に期待するのは、これまで培われたスキルを、JSRでどのように発揮して会社に貢献していこうとするのか、それを意識として強く持って欲しいということです。そこに焦点を合わせて頑張れる方であれば、重要な仕事を思い切ってお任せできますし、結果的に転職の成功を招くと考えています。

JSRのお薦めポイントは?

上下の距離が近く、フラットで自由な組織だと思います。上司とはコミュニケーションが取りやすく、どんどん仕事を任せてくれますし、前向きなものであれば発言に遠慮も要りません。また、全社的に意思決定の早さが浸透していることも特長だと思います。社長からして、経営判断に無駄な時間はかけず、決断は早いですよ。

JSRへの転職満足度は?

100点満点で250点をつけたいですね。その内訳として、期待通りの仕事が経験できたこと100点。残りの150点は、予想すらできなかった重要なポストを任されたことや、貴重な経験ができたことによる加点です。アメリカ人の事業責任者の直下で新規事業を進めていくなんて、JSRに転職しなければ、まず経験できなかったでしょう。