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CSRレポート2014

基本方針

人事制度の基本方針

JSRグループでは、以下を組織・人事のありたい姿として策定し、各種施策を推進しています。

(1)「自由」と「規律」の文化が両立し、行動指針「4つのC」の下、上司と部下が共に成長し、
  全社員が課題を正しく認識、解決でき、組織能力が維持向上できる仕組みの構築と
  企業文化の醸成がなされている。
(2) JSR社員のグローバル化を進めるとともに、グループ・グローバル人事体制を整備し、
  グループ・グローバルレベルでの人材育成・人材管理を行なう。
(3) 人材の多様性(国籍、文化、性別、価値観等)が進み、JSRグループ全体で多様な人材の
  活躍による相乗効果が生まれている。

行動指針:4C

CHALLENGE(挑戦)

JSRグループ社員一人ひとりはグローバルな視点で、常に挑戦意欲を持ち続け自発的に新しいことに着手し、例え失敗してもその経験を活かして次の成果につなげます

COMMUNICATION(対話)

JSRグループ社員一人ひとりは共通の基本的価値観に基づき、グループ・会社の方針、部門の課題を透明性をもって共有し、同じ目標に向かって双方向の対話を重視しながら課題解決に取り組みます。

COLLABORATION(協働)

JSRグループ社員一人ひとりは、社内の組織の壁にとらわれない仕事の進め方を常に心がけ協力しあい、また、従来の発想にとらわれず積極的に社外との協働を取り入れて業務を進めます。

CULTIVATION(共育)

JSRグループ社員は、上下双方向の対話を重視した人材育成を通じ、上司と部下が共に成長していきます

多様な人材の採用と登用

JSRグループは、さまざまな事業をグローバルに展開しています。多岐にわたる事業戦略を遂行していくために、多様な人材を活用することが非常に重要であると考えています。
現在、人材の多様化の推進を経営戦略として位置づけ、多様な人材とそれによりもたらされる多様な価値観の尊重、活用、そして個々に焦点を当てたマネジメントの推進に取り組んでいます。

人材多様化推進

JSR従業員に関する基本情報

2014年3月31日現在
男性 女性 合計
従業員数(名) 2,743 458 3,201
採用者数(名) 新卒※1 95 23 118
中途 22 4 26
平均勤続年数(年) 12.9 13.0 12.9
※1 2013年4月1日入社者
年度 2009 2010 2011 2012 2013
離職率※2(%) 4.3 1.9 2.2 6.7 6.3
※2 入社者3年以内離職率

人材の多様化推進

人種、性別などはもとより、経歴、価値観などにおいて、多様な従業員を抱えることにより、組織に根づいた同質的な発想や価値観を打ち破り、多様な価値観と斬新な発想、創造的シナジー効果を生みやすい、イノベーションの起こる確率が高い創造的な組織を形成し、企業の競争力を高めることを目標としています。
多様な人材が働く組織を目指すためには、多様な価値観と多様な働き方を受け入れる組織風土が不可欠であり、ワークライフマネジメントの推進と同時に取り組みます。

女性従業員の活躍支援

JSRは、女性従業員の活躍支援の一環として、一般職から総合職への転換を促進するために転換申請に必要な勤続年数要件を2007年度から大幅に緩和し、意欲のある従業員には、積極的に総合職への転換を奨励してきました。
2009年度以降の総合職転換者数は84名、女性総合職従業員は239名となり、女性従業員の約5割に達しています(2014年4月1日現在)。
中期経営計画の中では、定性的な目標だけでなく、定量的な目標(最終目標ではなく当面の通過点としての目標)を提示するとともに、経営としての強い決意を示し、全従業員に推進への理解と協力を求めていくために、大学卒以上の定期採用者における女性比率と管理職における女性比率について、数値目標を掲げています。

女性従業員比率 数値目標
目標 2013年4月1日時点 2014年4月1日時点
女性従業員の採用比率 大学卒技術系 15-20% 18% 20%
大学卒事務系 40-50% 50% 20%
女性管理職比率 2015年度 5% 3.9% 4.0%
女性従業員の一般職から総合職への転換者数
年度 2010 2011 2012 2013 2014
人数(名) 13 19 19 10 10

キャリア再開制度

結婚・出産・介護・配偶者の転勤などの理由でJSRを退職した元従業員の当社での再就職希望者を登録し、要員発生時に再雇用しています。

年度 2009 2010 2011 2012 2013
登録者(名) 8 8 5 5 7
採用実績(名) 0 1 3 0 0

再雇用制度(定年退職後の再雇用)

定年退職した従業員を引き続き雇用する制度です。定年退職前の従業員に就労継続希望のアンケートを行い、希望者全員を再雇用しています。

年度 2009 2010 2011 2012 2013
人数(名) 36 39 76 60 64

障がい者雇用

2014年3月31日時点の障がい者雇用率は、2.19%となりました(法定雇用率2.0%)。化学工業メーカーであるため、研究所や製造現場では、危険物の取り扱いや回転機器の作業などの危険作業が伴い、障がい者の方々が活躍できる場所が限定されるという課題もありますが、継続して、障がい者の雇用に取り組みます。

各年度3月31日時点
年度 2009 2010 2011 2012 2013
雇用率(%) 1.80 1.59 1.84 1.96 2.19

外国人人材の活用

JSRグループ連結ベースでの2013年度の外国籍従業員数は1,261名(全体比率:22.7%)でした。今後、JSR従業員のグローバル化推進の一環として、外国人学生の採用を目的とした外国人留学生向け会社説明会への参加や、海外現地法人従業員のJSRへの出向受け入れなどを通じて、雇用拡大・活用に取り組みます。

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