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ESG指数、SRI指標と銘柄への組み⼊れ

事業を通じて社会的課題に貢献 生活の質・幸福への貢献

1.進化するデジタリゼーション社会に貢献するために
(デジタルソリューション事業)

<デジタル変革が進む社会>

コンピューターとインターネットのない生活は考えられなくなった現代で、今まさに大きな変革が起こりつつあります。今はプログラムでしか動かないコンピューターが、自分で学習するコンピューターに変化しつつあるのです(Cognitive Computing)。私たちが直接使っているモノは、半導体やディスプレイ、カメラなどが付いたパーソナルコンピューター(PC)、タブレットPC、スマートフォンですが、実はこれらは壮大に広がる様々なデータの集合体からなるバーチャル (仮想) 世界と人間やモノをつなぐ 「端末機器」なのです。この端末機器とインターネットを通じてデータなどを保存・共有するのがクラウドコンピューティング(以下「クラウド」)です。クラウドの世界には、集められた膨大なデータを学習しながら飛躍的に賢くなる人工知能(AI)などで構成される仮想空間が広がります。今後、スマートフォンを介した「ヒト」だけではなく、自動車や製造装置など沢山の「モノ」が色々なセンサーを介した「エッジデバイス」として仮想空間につながり(Internet of Things:IoT)、考えられないほど大量のデータ(Big Data)がクラウドに集まってくることになります。そしてAIはさらに賢くなり、我々、「ヒト」は意識することなく高度なAIを日常的に使う日がいずれ来るでしょう。それどころか、多様かつ複雑な作業についてもロボットを介した自動化が可能になるでしょう。このような技術革新・データ活用によって、今までは対応しきれなかった「世界が抱える社会的課題=顧客の真のニーズ」への対応が可能になってきます。このことは新技術・データを活かした経済の成長への貢献と共に、世界の課題解決に繋がっていきます。我々は世界中の一人ひとりがより豊かである社会を実現することを目指します。

デジタル変革が進む社会

<デジタルソリューション事業が提供する社会への付加価値>

Cognitive Computing時代のデジタルソリューション事業には、単なる機能化学品すなわち差別化された高付加価値の製品を供給する材料起点のアプローチに加え、顧客ニーズに合わせたソリューション提供のアプローチが求められてきます。そのため、JSRのデジタルソリューション事業を最終のお客様を軸に捉え、組織的に最先端の社会課題の動向などの情報や知見を感度良く素早く把握し、迅速な対応に繋げています。例えば、健康長寿社会の実現という社会的課題に向けた常時健康管理が可能なウェアラブルデバイス向け材料開発や、教育の機会均等という社会課題に向けた教育アクセシビリティ向上に寄与するe-Book向け材料の開発など、製品を通じて社会課題解決のための付加価値を提供しています。JSRのデジタルソリューション事業は、社会の変化に「すばやく」 対応し、IoT・Big Dataの発展を原動力として成長する社会に貢献していきます。

※ 教育アクセシビリティ:障害があるなどの心身の条件や生活する環境に係わらず、物理・情報・制度・心理的に支障なく教育環境にアクセスし、利用できること

デジタルソリューション事業 売上高

デジタルソリューション事業 売上高

IoT・Big Dataの発展を原動力として成長する社会への付加価値提供例

IoT・Big Dataの発展を原動力として成長する社会への付加価値提供例