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事業活動によって生じる社会的課題 廃棄物削減

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1.産業廃棄物削減の取り組み

JSRグループは廃棄物の発生抑制、廃棄物分別の徹底、再資源化先の探索等に取り組んでいます。2017年度は、グローバルで71千トン(前年度比9%削減)の廃棄物が発生しました。

<JSRグループ全体の廃棄物量>

JSRグループ全体の廃棄物量

(1)JSR単体

JSRは、2000年度からゴミゼロ※1を目標に廃棄物の発生抑制、廃棄物分別の徹底、再資源化先の探索等に全社一体となって取り組み、2003年度から2017年度まで継続してゴミゼロの目標を達成しています。今後も、循環型社会形成を目指し、更なる再資源化先の探索等を進め、2030年に2013年度対比で廃棄物発生量を15%削減することを目標とし、廃棄物排出による環境負荷の低減に取り組んでいきます。

(取り組み事例)
廃棄物発生量の約90%を占める、① 汚泥類(排水を活性汚泥処理することで発生)と、② 石炭灰(自家発電の石炭ボイラーから生成)に対しては、以下の対策を継続しています。

  • ① 汚泥類は汚泥乾燥設備を導入(四日市工場、2012年12月〜)し、有価物化(燃料化)を推進。
  • ② 石炭灰はセメント原料として再資源化。

このほかにも、瓶、缶、ドラム、紙類、蛍光灯、乾電池、生ゴミに至るまで再資源化を進め、廃油などは燃料として利用しています。
さらに、地域と協力して産業廃棄物を適正に処理し、数量を削減するために三重県産業廃棄物対策推進協議会に参加しています。また、本協議会において役員会社として活動しています。

※1 ゴミゼロ:外部最終埋立処分量を廃棄物発生量の0.1%以下にする

産業廃棄物処理フロー概念図(2017年度実績 単位:t/年)

産業廃棄物処理フロー概念図

JSR単体では、2013年度対比で廃棄物発生量を6%削減しました。総合排水処理施設及び汚泥乾燥設備の安定運転により産業廃棄物削減の取り組みを継続していきます。

産業廃棄物処理(JSR単体)

(2)国内グループ企業

産業廃棄物処理(国内グループ企業)

(3)海外グループ企業

産業廃棄物処理(海外グループ企業)

2.包装材料3R(Reduce, Reuse, Recycle)の推進

JSRは、製品梱包における環境対策として、無駄のない効率的な包装材料・包装容器の運用を目指し、3Rを推進しています。
Reduceとして、外装段ボール箱の軽量化(2層構造→1層化)、合成ゴムの包装容器である鋼製ボックスパレットの軽量化に取り組んでいます。
Reuseとしましては、中間製品用容器の再使用化、リンク使用包装材料の破損防止に取り組んでいます。
また、Recycleとして、包装材料選定時に於ける再資源化可能原料の採用推進に取り組んでいます。
今後も包装材料の3R活動に積極的に取り組み、再資源化・資源の有効活用を進めていきます。