JSRグループのMBL、「Anti-Integrin αvβ6 ELISA Kit」販売開始
企業情報
JSR株式会社のライフサイエンス事業のグループ企業である株式会社医学生物学研究所(MBL)は、潰瘍性大腸炎の検出に寄与するインテグリンαvβ6に対する自己抗体を測定する研究用試薬「Anti-Integrin αvβ6 ELISA Kit」を4月4日より販売開始します。
潰瘍性大腸炎は特異的なバイオマーカーはなく、その診断は臨床症状や内視鏡検査などの検査所見から総合して判断されます。今回、発見されたインテグリンαvβ6に対する自己抗体は、潰瘍性大腸炎患者の約90%に検出され、基礎研究の結果からは、この自己抗体自体が疾患を引き起こしている可能性が示唆されており、将来的には診断や経過観察に利用され、専門医でなくても診療ができることが期待されています。