JSR、「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業」に関する委託研究開発契約をAMEDと締結

企業情報

JSR株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:エリック・ジョンソン、以下JSR)は、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)が公募した令和3年度「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(腸内マイクロバイオーム制御 による次世代創薬技術の開発)」に応募し、研究開発課題「腸内細菌製剤のGMP製造に関わるプロセスおよび品質管理技術の開発」に昨年10月に採択されたことを受け、このたびAMEDと委託研究開発契約を締結しました。本事業では、腸内マイクロバイオーム制御医薬品の創出に向けて、腸内マイクロバイオーム創薬に関わる幅広い基盤技術基盤の構築と実用化を目指した研究開発を行います。

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採択事業の概要

研究課題:腸内細菌製剤のGMP製造に関わるプロセスおよび品質管理技術の開発

研究開発代表者:JSR株式会社 橋本秀雄(JSR Bioscience and informatics RD Center センター長)

研究期間: 最長6年間

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本事業では、日本発の革新的な腸内マイクロバイオーム制御医薬品の創出に向け、日本でいまだ確立されていない製造・品質管理技術基盤の構築と幅広い実用化を目指した研究開発を行います。近年、マイクロバイオーム研究の基盤情報整備が飛躍的に進んだ結果、腸管マイクロバイオームが全身の重要なシステムに影響を与えていることを支持するデータが蓄積され、マイクロバイオームの制御が様々な疾患の治療法になる可能性が示唆されてきています。海外では既にマイクロバイオーム創薬を目指すスタートアップが多く立ち上がり、数多くの臨床試験が実施されている一方、日本国内においてはマイクロバイオーム制御医薬品を実用化へと導く基盤が整備されていないという課題があります。

その中でJSRは、研究代表機関としてのリーダーシップを発揮しつつ、マイクロバイオーム制御医薬品の製造、品質管理に関わる技術を開発し、日本における製造基盤の確立を目指していきます。