JSRグループでは、これまでの生物多様性保全に関する取り組みから見えてきた課題を整理し、2012年度に生物多様性保全に関する方針を策定しました。この方針に基づいて、具体的な活動を推進しています。
JSRグループは、持続可能な社会の構築に貢献するために、事業活動がどのように生物多様性に依存し、影響を与えているかの把握に努め、生物多様性保全への配慮を推進していきます。
JBIB※1の「生物多様性関係性マップ」を活用し、自社の事業の生物多様性への依存と影響について把握しました。これに基づいて「JSRグループの生物多様性保全方針」を策定しました。
※1 JBIB(Japan Business Initiative for Biodiversity)一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ
主原料では該当品はないものの、一部の副原料に該当品があることを把握し、その影響を調査した結果、現状では問題になるものはありませんでした。今後も新たに対象となる可能性のある原料資材を使用する場合は、調査を実施します。
主原料ではないものの、コピー、刊行物、封筒、包装資材として使用される紙について、「持続可能な紙利用のためのコンソーシアム」に設立以来参画し、社会全体への持続可能な紙の利用と拡大・浸透を図っています。2016年7月にはコンソーシアムでシンポジウムを開催し、今後さらに持続可能な紙利用を拡大していくため、現状課題となっていることや、その解決のために何ができるか等について、コンソーシアム参加企業のほか、供給側の企業様、業界団体様とともに議論しました。
JSRグループでは、森林資源の持続可能な利用の観点から、2013年度に「JSRグループ紙調達に関するガイドライン」を策定し、これに従い、「古紙を主原料とする用紙、又はFSC等の森林認証紙」を優先的に調達する活動を推進しています。
社用封筒をFSC認証紙に変更し、コピー用紙についても順次切り替えを進めています。
国内3工場および筑波研究所では、JBIB「いきもの共生事業所推進ガイドライン」に基づいて行った事業所緑地の調査結果および専門家の協力を得て作成した緑地改善計画を基に、2014年度までに緑地の整備を行いました。その後は各事業所が主体的に活動を継続しています。
四日市工場 | |||||||
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従業員親子自然観察会の様子 |
千葉工場 | |||||||
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「憩の広場」入口緑地のシイタケ栽培 |
鹿島工場 | |||||||
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特定外来植物(オオキンケイギク)の駆除の様子 |
筑波研究所 | |||||||
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生き物モニタリングの参加者 |
環境配慮型製品の基準に盛込み、推進しています。
各事業所での取組みの中で、各種イベントを紹介しています。