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社会ワークスタイルイノベーション

1.基本的な考え方

JSRでは、会社も社員も競争⼒を向上させ、持続的成⻑を実現させることを目的としてワークスタイルイノベーション活動に取り組んでいます。
この目的のために、会社は多様な社員の活躍を促し、各部門は組織の「ありたい姿」を実現できる体制を整え、社員は仕事と⽣活を両⽴し健康的かつ活⼒をもって働くことが必要です。デジタルの⼒も活⽤しながら業務分析を行い仕事の進め⽅を抜本的に⾒直し、⽣産性を⾶躍的に⾼めつつ多様な働き方を実現する取り組みを進めています。

2.推進体制

ワークスタイルイノベーションに関する専任のチームが、基本方針策定と各種施策の企画および実行を推進しています。
ワークスタイルイノベーションチームの主導の元、各部門において社員一人ひとりを巻き込んで組織の「ありたい姿」を議論し、課題を抽出、具体策を実行しています。各部署で立案した対策案については、担当役員による報告の場を設けるなど経営層も活動にコミットしています。

3.行動規範

当社は、ワークライフマネジメントを実現する柔軟な働き方が可能になる労働環境を整備し、生産性および従業員が働く満足度の双方を向上させるよう努めます。ワークライフマネジメントは、多様な人材が働く組織を目指すダイバーシティマネジメントにも欠かせません。多様な価値観と多様な働き方を受け入れる組織風土にもつながるもので、ダイバーシティ推進と同時に取り組みます。

4.主な活動

各部署では、作成した組織の「ありたい姿」に近づくための「ワークスタイル」を考え、実行しています。
年1回、経営監査室とダイバーシティ推進室が各部署の状況を詳しく聞き、部署内の課題や部門横断的課題を抽出し、経営層へ報告しています。
多様な働き方を推進する制度やITの利用促進だけでなく、マインドも含めた自分たちの「ワークスタイル」のあり方を、経営層から社員までが議論を進めています。

各部門における取り組み例

  • 工場地区での定期修繕の労働効率向上
  • 工場地区でのドローン※1活用による高所点検検討
  • 頻度の高い問い合わせに対してのチャットボット※2機能活用
  • システム部門によるIT民主化活動※3の推進、Excel知識でつくれる簡単Webシステムの活用

※1 遠隔操作により操作できる小型無人航空機

※2 人工知能を使用した自動会話プログラム

※3 実務を担当する従業員が自らITを活用して生産性を向上できるように、システム戦略部メンバーとともに行う改善活動

工場においてドローンによる高所設備点検を検証しています

2019年11⽉に、四⽇市⼯場において稼働中の⾼圧ガス・危険物プラント上空⾶⾏検証を⾏いました。稼働中のプラント上空⾶⾏は全国で初めてであり、関係官庁(消防本部、三重県(⾼圧ガス関係部署)、四⽇市市)も⽴ち会いました。
これまでに、⿅島⼯場においてドローンがプラント設備への落下想定実験など様々なリスクアセスメントを実施し、飛行実績を積み重ねてきたことが、今回の検証につながりました。
プラントにおけるドローンの活⽤は、これまで⼈海戦術で⾏っていた設備点検の効率化と高所を含む点検範囲の拡大、点検コストの低減および災害時の迅速な現場確認などを期待でき、プラントのさらなる保安⼒向上につながります。
JSRはドローンの安全かつ有効的な利⽤を促進し、プラントにおける保安⼒のさらなる向上を目指しています。

プラント上空飛行試験

ドローンにて撮影した写真(高度60m)。
左側はRGBカメラ、右側は熱画像(IR)カメラでの撮影結果です。
プラント内部の流体温度の状態を把握することができます。

ドローンにて撮影した写真(高度60m)。
左側はRGBカメラ、右側は熱画像(IR)カメラでの撮影結果です。
プラント内部の流体温度の状態を把握することができます。