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精密電子研究所

Fine Electronic Materials Research Laboratories

研究開発の成果がダイレクトに世の中の進歩につながる。「マテリアルズ・イノベーション」を実感できる部署

 スマートフォンやタブレット端末、PC、サーバーなどの性能向上により、ライフスタイルやビジネスモデルは大きな変化を遂げています。その背景にあるのが、半導体チップの微細化・積層化による高性能化やパッケージングの高密度化です。精密電子研究所は、マテリアルズ・イノベーションという理念の下、常にnovel(革新的)な材料を開発・提供することで半導体チップの微細化や高集積化を可能にし、半導体技術の発展に貢献してきました。
 精密電子研究所は、半導体フォトレジストや多層材料を開発する「半導体材料開発室」、CMPスラリーや洗浄剤などを開発する「プロセス材料開発室」、半導体チップをパッケージやプリント基板に実装するのに必要な各種材料を開発する「先端実装材料開発室」の3つの開発室で構成されています。近年のプロセスの複雑化、多様化に伴い、開発室の枠を飛び越えた取り組みも増えているほか、国内外の関連部署や半導体メーカーとの連携も活発です。こうした取り組みで完成した新たな製品は、製造技術部、製造現場、および事業部が一体となって量産を進めます。
 ムーアの法則に則り、いまも日々進化を続ける半導体デバイス。その進化は、フォトレジストをはじめとする材料技術の革新を抜きにしては語れません。自分たちが開発した先端材料がダイレクトに世の中の進歩につながっている。日々それを実感できるのが精密電子研究所の研究開発の魅力といえるでしょう。

CMOSイメージセンサー

CMOSイメージセンサー

ICチップ

ICチップ

フォトレジスト

フォトレジスト

フォトレジスト(解像後)

フォトレジスト(解像後)

アドバンテージ

半導体材料分野をリードする高度な技術開発力

 JSRがフォトレジストの研究開発に着手したのは約30年前のことでした。これが当社の電子材料研究のルーツでもあります。当社がフォトレジストのトップメーカーとして業界に確固とした地位を築いているのは、永年の研究の蓄積と、ユーザーである半導体メーカーとの信頼関係の積み重ねがあるからです。
 市場がグローバルであるため海外とのつながりも深く、たとえば次世代材料の一つであるEUVレジストでは、米国やベルギーのコンソーシアムや現地子会社とも連携しながら研究開発を進めています。
 また企業の研究開発でありながら、アカデミックな活動にも積極的に取り組んでいます。将来の半導体技術にフォーカスした基礎研究分野については、ユーザーや外部研究機関と共同で研究を推進しています。半導体関係学会からの招待講演等の依頼も少なくありません。
 このように基礎から応用まで、半導体材料分野をリードする高い研究開発能力を持っていることが精密電子研究所の大きな強みといえます。

所長からのメッセージ

山口 佳一 (やまぐち・よしかず)

山口 佳一 (やまぐち・よしかず)
精密電子研究所所長
電子材料事業部 プロダクトマネージメントグループリーダー
1990年入社
工学研究科 応用化学・合成化学専攻 博士前期課程修了

こんな職場です

「世の中にないモノを創る」ことができる場所

 当研究所が開発する材料は、その多くが世界初。まさに「世の中にないモノを創る」ということを実現できる場所です。分子構造のあるべき姿を議論し、あらゆる素反応を駆使して、具体的な有機化合物に落とし込む。生み出された新規化合物は、最先端のリソグラフィ評価環境が整う四日市の研究所で性能評価されます。有機合成や高分子合成に興味がある人にとっては、これ以上ない魅力的な職場といえるのではないでしょうか。
 技術的議論においては所長も新入社員も対等であり、誰でも自由に自分の意見を述べることができます。たとえば先輩社員の提示した開発方針に対して若手社員が異論を述べ、そこから再度、徹底的に議論して方針が変わるといったこともしばしば起こります。こうした自由闊達な風土もこの研究所の特徴の一つです。

あなたへの期待

前向きに、好奇心を持って取り組むことが大切

 企業の仕事はマラソンに似ています。修士課程を修了して入社し、定年まで勤め上げると35年から40年。多少スタートは遅れてもあとで取り返すことは可能ですから、焦る必要はありません。まずは自分が将来何をやりたいのか、そのために「いま」何をやるべきなのかを、自分で考える癖をつけてください。
 大切なのは、どんなことでも前向きに、好奇心を持って取り組むことです。私は、やる気のある人にはいくらでもチャンスを与えます。主体的に熱意を持って「私はこれがやりたい」と言う意見は可能な限り尊重し、発案者自身にやってもらうようにしています。誰でも一番モチベーションが高まるのは自分がワクワクできることをやっているときであり、そういうときは自ずから結果も付いてくるものだからです。

人材育成の考え方

各人の得意分野を延ばしていきたい

 人材育成はOJTが基本。すべての研究員に最初の数年間で一定の共通スキルを身につけてもらい、その後は個々人の得意分野を伸ばしていってほしいと考えています。
 ただしサッカーにおいて点取り屋のFWやMFだけでなく、DFやゴールキーパーもいないと試合に勝つことができないのと同様に、研究開発の世界においても、ひたすら研究に没頭する人だけでなく、分析など研究を周辺からサポートする人、マネージャーとしてチームをまとめていく人、市場のニーズを把握して研究開発の方向性を探る人など、さまざまな役割が必要になります。そこでリーダーやマネージャーは組織として必要なスキルを抽出し、各人の適性を考慮しながら適材適所で人材育成を行います。
 もちろん前述したように意欲のある人には、どんどんチャンスを与えます。伸びていこうとする芽をとことん伸ばす。それが当研究所の人材育成の大方針です。

※上記内容は2015年1月現在のものです。