ホーム / ニュース / 2019年 / JSR株式会社 小柴満信社長 入社式訓話の要旨について

ニュース

JSR株式会社 小柴満信社長 入社式訓話の要旨について

企業情報 2019年04月01日
JSR株式会社の小柴満信社長は、本日午前8時45分から本社で行われた入社式で、本社採用の新入社員67人(技術系57人、事務系10人)に、以下の訓話をしました。

桜の時期に若さと希望に満ち溢れた新入社員の顔を見ると、すがすがしい気持ちと緊張感を感じる。

政治も経済も世の中の流れは大きく変わっている。そして特に目覚ましく進化する人工知能、高速通信、ゲノム編集などの先端技術は加速度的に変化している。日本国内でぬるま湯につかって心地よい状態でいると、世の中の変化に気が付いた時には熱湯から抜け出せなくなり、ゆでガエル(手遅れ)の状態になる。
JSRには変わらぬ経営の軸というものがある。その一つは「常に変革をする」ということだ。JSRは、日本から世界を相手に先端技術に使われる製品を開発・製造し、競争に勝っていくことが運命づけられている会社だ。心地の良いところにとどまって変革をしないでいるのは、黙って死を待つようなものだ。

当社は、この10年で企業買収をかなり積極的に行いながら、事業やグループ企業の売却も同時に進めてきた。リーマンショック後の10年間で、当社の売上収益は3500億円から5000億円規模に拡大し、海外売上比率は40%から60%に拡大した。従業員もグループ連結で5000人強から9000人超となり、その3分の1が日本国外で働いているなど、グローバル化が急速に進んだ。

私が社長に就任をして今回で11回目の入社式になるが、6月18日の定時株主総会をもって私は社長を退任し、当社グループの最高経営責任者CEOにエリック ジョンソン(Eric Johnson)氏が、社長兼COOに川橋信夫氏が就任する予定である。みなさんは米国人のCEOの誕生に少し驚いたと思うが、今進めている変革は彼らのリーダーシップのもとで今後も続けていく。

しかし、変革はトップがいくら頑張ってもそれだけでは進まない。変革に必要なのは、個性とエネルギーに満ち溢れ、これからのデジタル時代に対応していける若い世代が牽引していく力だ。

私が、若い皆さんに期待するのは、「多様な価値観」「固定観念にとらわれない自由な発想」だ。デジタルネイティブ世代である皆さんの吸収力と適応性に大きく期待している。みなさんは間違いなく、旧世代の社会人と異なった個性、価値観、そして新しいものを積極的に吸収する能力を持っているはずだ。今持っている皆さんの輝くような個性、多様な価値観や発想を決して忘れずJSRの変革の推進役として活躍していただきたい。

最後に、職場の安全は企業活動の大前提だ。労働災害や設備事故は一瞬にして本人だけでなく、大切な家族や友人まで不幸にしてしまう。我々は安全に出社し、安全に帰宅する「当たり前の幸せ」を確保するための労働災害・設備事故撲滅に日々努力している。今後どんな職場で働いたとしても、JSR、すなわちグローバルに活躍する「製造業」の社員としてのプライドと責任を保ちつつ、最後は自分の身は自分で守るということを忘れずに、本日から当社の社員として元気で活躍してくれることを祈念する。

最後にみなさんの安全と健康を祈念して「ご安全に!」と唱和しよう。