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JSR スイスの先進的な細胞株*1構築受託会社Selexis SAと買収に合意

企業情報 2017年06月14日
JSR株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長:小柴満信、以下「JSR」) は、細胞株構築受託会社Selexis SA (本社:スイスジュネーブ、Chairman兼CEO:Igor Fisch、以下「Selexis」) の株式を100%取得することで合意しました。

Selexisの買収は、JSRグループのライフサイエンス事業におけるバイオプロセス分野において、2015年のKBI Biopharma Inc. (本社:米国ノースカロライナ州ダーラム、President:Timothy M. Kelly、以下「KBI」) に次ぐ主要な買収となります。今後はKBIの事業運営にSelexisの機能を統合することで、バイオ医薬品の細胞株構築から培養・分析・開発・製造まで受託サービスの拡充を図ってまいります。

現在、バイオ医薬品製造工程の培養に使用される細胞株としてはCHO細胞*2が幅広く使われています。日々進化を続けるバイオ医薬品業界においては、薬の元となる新しいたんぱく質を安定的かつ効率的に生産できるようにする必要がありますが、その開発過程で生じる様々な課題を解消することができずに、前臨床段階にとどまっているものも少なくありません。

動物細胞株構築技術において世界でも先進的な企業であるSelexisが提供するSUREtechnology Platform™は、ほぼすべての組み換えタンパク質を安定的かつ効率的に培養できる細胞株を、短期間で構築することができる技術です。この技術をKBIの分析・開発・製造プロセス開発技術と組み合わせることで、新薬開発期間の大幅な短縮が可能となり、製薬会社での開発コスト削減やさらには患者が有効な薬を利用しやすくなることにもつながります。

JSRグループは今後も、バイオ医薬品製造プロセス全体の高度化・効率化で新たな価値を創出し、ライフサイエンス事業の拡大を進めてまいります。

【Selexis SAについて】 Selexisは動物細胞株構築に先進的に取り組むスイスのライフサイエンス企業です。世界各国に95のパートナーを持ち、およそ80の臨床用製品と2つの商業用製品を提供しています。細胞株培養の技術を活かして世界中の研究者やバイオ医薬品企業の研究開発を後押ししています。

*1 細胞株:バイオ医薬品として使用される抗体や遺伝子組み換えタンパク質などを培養するために使われる細胞で、長期間にわたって増殖・培養できる状態に遺伝子改編等がなされているもの。
*2 CHO細胞:Chinese Hamster Ovary (チャイニーズハムスターの卵巣9 の略。細胞培養株のひとつ。