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JSRグループ、米国でのバイオ医薬品製造設備を増強

企業情報 2017年05月22日
JSR株式会社 (取締役社長:小柴満信) は、連結子会社であるKBI Biopharma, Inc. (本社:米国ノースカロライナ州ダーラム、President:Timothy M. Kelly、以下「KBI」) において、バイオ医薬品製造設備の能力増強を決定しました。ノースカロライナ州ダーラムとコロラド州ボルダーにある両設備で能力を増強し、投資金額は約30百万米ドルです。

KBIは高度な分析手法開発技術と製造プロセス開発技術を有するバイオ医薬品開発・製造受託会社で、臨床試験用製造で実績を積み上げた結果、商業用製造の需要が見えてきたことから、今回の能力増強に至りました。ダーラムでは、臨床向けのcGMP* 設備も備えた商業向けの動物細胞培養設備を増設します。もう一方のボルダーでは、現行の微生物培養設備よりも小規模な設備を増設し、KBI全体として臨床試験から商業生産まで幅広く顧客のニーズに対応することが可能となります。

また、これまでの活動拠点である北米に加えて欧州での事業展開のため、JSRの連結子会社であるJSR Micro NV (社長:Bart Denturck) の敷地内に新たな拠点を置き、2018年の前半から分析サービスを開始する予定です。当拠点を通じてこれまでに培った分析手法やcGMP試験サービスを欧州でも提供できるようにする他、これらの分析や試験技術を通じて抗体医薬精製用担体Amsphere® (アムスフェア) A3の販売拡大も図ってまいります。

当社はバイオプロセス材料の提供にとどまらず、戦略的パートナーを拡大しながら、バイオ医薬品製造プロセス全体の高度化・効率化で新たな価値を創出してまいります。


【KBI増設設備概要】
 動物細胞培養設備  : 2000Lバイオリアクター 2基
 微生物培養設備   : 300L培養タンク 1基
 商業運転        : 両設備ともに2017年内を予定


* cGMP:current Good Manufacturing Practiceの略。医薬品適正製造基準。米国食品医薬品局が定めた安全な医薬品製造のための作業管理、技術管理、品質管理の基準。