JSRでは「生物多様性方針」（2012年度策定）に基づいて、事業所の緑地を生物多様性に配慮したものにするための取り組みに着手しています。筑波研究所と四日市工場の取り組みについてご紹介します。

＜筑波研究所＞
「生物多様性推進エリア」を設置し、除草剤削減や落葉を活かした土壌作りなどの生物多様性に配慮した改善活動を推進しています。その結果、エリア内の下草の種類が多様になったほか、池の中には水生生物（タガメ等）が観察され、良質な湿地環境の指標であるトンボの産卵も見られるようになりました。
　
＜四日市工場＞
専門家による緑地調査を実施し、その結果をもとに事業所敷地内の最大緑地の改善計画を策定、第一段階として、除伐や下草刈りを実施し樹林に光と風が入るようにしました。今後は、多様な生き物が生息できる樹林にさらに改善していく計画です。

他の事業所においても、「いきものモニタリングシート」を使用した生き物調査を継続的に実施するなど、事業所の生物多様性保全に積極的に取り組んでいます。

筑波研究所「生物多様性推進エリア」