JSR株式会社［社長：小柴満信］は、米国現地法人JSR Micro, Inc. ［本社：米国カリフォルニア州、社長：　Eric Johnson（エリック・ジョンソン）］が、水資源管理ビジネスを展開するCapstone Metering（キャップストーン　メータリング）社［米国テキサス州］への戦略的投資を実施し、少数株主となったことを報告いたします。Capstone Meteringとの協働により、今後の成長を担う戦略事業の大きな柱と位置づけている環境・エネルギー事業の拡大を図ってまいります。

Capstone Meteringは、水道メーターにリモート通信技術を応用した自己発電式インテリジェント水道メーター「IntelliH₂O」を開発するなど、リアルタイムで水道システム管理を行うことにより水を節約するとともに人手による検針を不要とする技術・製品を開発してきました。
JSRグループは、2011年11月に同社と共同開発契約を締結し、Capstone Meteringの持つ技術にJSRグループが製造するリチウムイオンキャパシタ（LIC）を組み合わせて、効率の良い次世代水道メーターとそれに関係する技術の研究開発を続けてまいりました。製品化に向け、引き続き共同開発を続けてまいります。

JSR Micro, Inc.社長Eric Johnsonより
「Capstone Meteringの持つ画期的で新規性の高い技術は、既存の水道メーターのビジネス、特に水の管理や節約方法に変革を与えるものです。この戦略的関係を通じて、当社グループは、環境にやさしく持続可能な社会に貢献するスマートな技術を開発し、当社グループの環境・エネルギー事業の拡大を図る所存です。そのためにCapstone Metering社は非常に重要なパートナーです。」

Capstone Metering社長Scott Williamson（スコット・ウィリアムソン）より
「JSRグループはリチウムイオンキャパシタ（LIC）の開発・生産のグローバルリーダーで、今回、投資の決断をしていただいたことを光栄に思っています。JSRグループとの協働により、IntelliH₂Oの発売とともに、水管理システム事業分野におけるポジションを確固たるものとしていきたいと考えています。」

Capstone Metering LLC　（キャップストーン　メータリング社）について：
同社は、米国テキサス州に本拠地を置いて水管理ビジネスを展開する企業です。2006年に、水道メーターにリモート通信技術を応用した水管理ネットワークシステムを開発するために設立され、以後継続して機器や管理システムを発展させてきました。詳細は、www.capstonemetering.comを参照下さい。