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JSRグループ、米Capstone Meteringとクリーンテクノロジー分野において、共同開発契約に合意
~自己発電式インテリジェント水道メーターにリチウムイオンキャパシタを搭載~

企業情報 2011年11月29日
 JSR株式会社(社長:小柴満信)とその米国現地法人JSR Micro, Inc. (本社:米国カリフォルニア州、社長:エリック・ジョンソン)、及びJSRグループのリチウムイオンキャパシタ事業会社JMエナジー株式会社(本社:山梨県北杜市、社長:宮部五郎)は、米 Capstone Metering LLC (本社:米国テキサス州カロルトン、社長:スコット・ウィリアムソン)とインテリジェント水道メーターにおいて、共同開発契約に合意しました。Capstone Meteringは、米国テキサス州に本拠地を置く、水資源管理ビジネスを展開する企業です。

 Capstoneの開発した「IntelliH2O」は、水道メーターにリモート通信技術を応用した自己発電式インテリジェント水道メーターです。リアルタイムで水道システムの管理を行うことにより、水を節約し、人手による検針を不要にすることが可能となります。JSRグループは、この契約を通じて、Capstone Meteringの技術にJMエナジーの製造するリチウムイオンキャパシタ(LIC)をあわせ、効率の良い次世代水道メーターとそれに関係する技術を開発します。

 JSR株式会社 代表取締役社長 小柴 満信は「JSRでは、長い間、この分野での事業機会の検討を続けてきました。Capstone Meteringはこの分野で今までにない新しく画期的な技術を展開している素晴らしい会社であり、この戦略的関係を通じて、当社グループの環境・エネルギー事業の拡大を図ることができると期待しています。」と述べています。

 Capstoneの最高執行責任者であるジェームス・ライス氏は、「新しい蓄電装置(LIC)は、既存の蓄電装置に比べて電圧が高いことに加えて充電速度が速い装置です。これは、一定の速度で流れない水流からエネルギーを溜めることにとても適していると思っています。この蓄電装置に私たちの技術を組み合わせることで、機能を向上させた次世代の水道メーターを提供することが可能になります。」と述べています。

Capstone Metering LLC:
米 Capstone Meteringは、米国テキサス州に本拠地を置き、2006年に、水道メーターにリモート通信技術を応用した自己発電式インテリジェント水道メーターの開発をした、水ビジネスを展開する企業です。詳細は、www.capstonemetering.comを参照下さい。