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JSRグループCSRレポート(日本語版)を発行

CSR情報 2011年07月29日
 JSR株式会社(社長:小柴満信)は、2010年度のJSRグループのCSR(企業の社会的責任)に関する取り組みをまとめた「JSRグループ CSRレポート 2011」を発行しました。英語版の発行は9月上旬を予定しています。
 本年度、新中期経営計画「JSR20i3(にせんじゅうさん)」を開始したことにあわせて、当社グループ全体で共有すべきものとして、企業理念(=存在意義)・経営方針(=判断の基準)・行動指針(=個々人の仕事のやり方)からなる企業理念体系の見直しを実施しました。また、環境への取り組みにおいては、2009年から検討を続けてきました新たな事業機会創出を意味する「Eco-innovation」とCO2排出量削減を中心とした「Energy management」からなる「E2イニシアティブ」を経営計画の中に取り込み、確実に実行してまいります。新たな節目を迎えた当社グループの未来に向けたさまざまな取り組みを本CSRレポートにおいてご報告いたします。

 本レポートは、JSR単体および国内外のグループ企業を含むJSRグループ全体(連結子会社全28社および持分法適用会社全6社)をレポートの範囲とし、冊子とWEBの2部構成としています。WEB版(http://www.jsr.co.jp/csr/csrreport2011.html)では、冊子版の内容に加え、CSRマネジメント、レスポンシブル・ケア(環境・安全・健康)、社会性報告に関する具体的な取り組みについて詳しく報告しています。
 なお、報告書の信頼性を担保するため、日本レスポンシブル・ケア協議会による第三者検証を受審したほか、当社グループの取り組みに対する客観的な評価として外部専門家による第三者意見を昨年に引き続き受領しました。昨年12月には、日本、中国、韓国の企業でCSRが優れているトップ30社「East Asia 30」の1社に選ばれるなど、当社のCSRに対する取り組みは国内外で高く評価されております。

「JSRグループ CSRレポート 2011」に掲載した最近1年間の主な活動実績
1. 安全への取り組み
当社四日市工場では無災害記録第3種規準の1,200万時間を達成するなど、安全衛生マネジメントシステムを展開し、さらなる安全な職場を目指しています。
2. 人材の多様化(ダイバーシティ)、ワークライフマネジメント(WLM)の推進
女性社員の活躍支援を重点課題に全女性社員とその男性上司が参加するペアセミナーを全社で全12回開催しました。また、会社と労働組合で「WLMガイドブック」を共同制作しました。
3. CSR調達の取り組み
サプライチェーンにおけるCSR活動の実践・推進を目指し、原料資材の購買金額で90%をカバーする国内外の取引先について調査を実施しました。
4. 社会貢献分野における新たな取り組み
当社の四日市工場がある四日市市教育委員会と連携して、小学生を対象に理科の出前授業「おもしろ実験教室」を実施しました。また、本社や千葉工場において、小・中・高等学校の先生方に2日間の研修を実施しました。