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JSR、韓国での液晶ディスプレイ用材料の研究開発センターが稼動開始
―JSRマイクロコリアの研究開発棟が竣工―

企業情報 2011年07月21日
 JSR株式会社(社長:小柴満信)は、韓国で液晶ディスプレイ(LCD)用材料を製造販売しているJSRマイクロコリア(JSR100%出資、韓国忠清北道)において、研究開発機能の強化のため建設を進めておりました研究開発棟を竣工し、開発センターとして稼動を開始します。研究開発棟の新設と評価装置等の導入に関する投資額は、約10億円です。

 韓国は、LCDパネルの世界1、2位メーカーが揃う主要な市場です。当社グループは、従来からJSRマイクロコリア内のラボ施設を使用して、主要顧客向けの技術サービスを実施しておりましたが、今回新たにクリーンルームを備えた研究開発棟を建設し、評価装置・分析機器を揃えることで、製品開発を現地で一貫して行なえる体制を整えました。これにより、ディスプレイ用材料について、高いレベルで製造能力、技術開発力、技術サポート力を保持する企業として、韓国の顧客企業のニーズに的確に対応してまいります。

 また、中国においても、地元企業をはじめとして日韓台の主要企業を含めた多くの液晶パネルメーカーの工場新設が計画され、今後の成長が見込まれています。当社グループは、これらの顧客に対する技術サービス・研究開発体制の強化に取り組んでおり、今回の韓国のJSRマイクロコリアの研究開発棟に続き、現在建設中のJSRマイクロ台湾での研究開発棟の新設も、こうした取り組みの一環です。2010年3月に設立した中国現地法人であるJSR(上海)との連携をより強化し、成長する中国市場においても情報を的確に捉え、迅速な顧客対応を行なっていきます。

     <JSRマイクロコリア研究開発棟>
  構  造 鉄骨構造 3階建て
  延床面積 約4,000㎡
  着  工 2010年9月
  竣  工 2011年7月
  稼動開始 2011年7月
  投資額 約10億円