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JMエナジー、世界初、扁平角缶型リチウムイオンキャパシタ及び制御モジュールを開発

製品情報 2011年02月25日
 JSR 株式会社(社長:小柴満信)は、リチウムイオンキャパシタの事業会社JMエナジー株式会社(社長:宮部五郎、JSR100%出資)が扁平角缶型リチウムイオンキャパシタ及び制御モジュールを開発し、今春よりサンプル出荷を開始することをお知らせ致します。
 JMエナジー独自の技術を用いて開発した扁平角缶型構造は、従来の円筒缶型と比較すると表面積が大きく放熱効率が高いため、充放電時の発熱による劣化を抑えることができます。また、セルを隙間なく直並列に設置することができるため、システム全体の小型化に貢献します。

 高出力型製品(2000F級)とセルの大きさは同じで高容量を持つ製品(3000F級)の2品種を揃え、サンプル提供を開始します。本事業は、経済産業省の「平成22年度低炭素型雇用創出産業立地推進事業」として採択されており、今秋から専用ラインにおいて本格的な商業生産(生産能力12万セル/年)を行う予定です。

 また、JMエナジーでは、高電圧を必要とするアプリケーションでの小型化、省スペース化ニーズに応えるために、扁平角缶型リチウムイオンキャパシタ専用の制御モジュールも開発しました。モジュール同士の多直列化も対応可能であり、高電圧分野への採用拡大が期待されます。産業機械、建設機械、輸送機械でのピーク電流アシストやストレージ用途、バックアップ電源用途、電圧の標準化やエネルギーの回生用途など、低電圧から高電圧用途まで幅広い分野に展開して参ります。

 JMエナジーの扁平角缶型リチウムイオンキャパシタ及び制御モジュールは、3月2日~3月4日の3日間、東京ビックサイトで開催される国際二次電池展に出展されます。
 内部抵抗を従来品の約3分の1に低減した新型低抵抗タイプのラミネート型リチウムイオンキャパシタ(今春上市)も合わせて出展予定です。
 <参考>
 
扁平角缶型リチウムイオンキャパシタ 扁平角缶型リチウムイオンキャパシタ用制御モジュール