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JSR,台湾でも液晶ディスプレイ用材料の研究開発を強化
―JSRマイクロ台湾に開発棟を新設―

企業情報 2011年01月18日
JSR株式会社(社長:小柴満信)は、台湾で液晶ディスプレイ(LCD)用材料を製造販売しているJSRマイクロ台湾(JSR100%出資、台湾雲林県中部科学工業園区)において、研究開発機能の強化のため、開発棟の新設を決定しました。完成は、2011年12月の予定で、開発棟の新設と導入予定の評価装置等に関する総投資額は、約12億円です。

台湾はLCDパネルの世界的な大手メーカーが揃う主要な市場であり、LCD用材料はもとよりタッチパネル向けなどの関連部材の市場としても拡大しつつあります。
台湾の主要顧客向けの技術サービスは、2007年に設置したJSRマイクロ台湾内のラボ施設を使用して行なってきました。今回新たにクリーンルームを備えた開発棟を建設し、製品評価装置を揃えることで、製品開発を現地で一貫して行い、敷地内に隣接する製造部門にフィードバックすることで、現地で顧客の要求への迅速な対応を可能とする体制を構築します。さらに、LCD用材料以外の新規ディスプレイ材料やタッチパネルなど関連する分野の顧客に対する技術サポートについても、同様に現地で主体的に対応してまいります。

これにより、ディスプレイ用材料について、高いレベルで製造能力、技術開発力、技術サポート力を保持する企業として、台湾の顧客企業のニーズに的確に対応してまいります。

一方、中国においても、地元企業をはじめとして日韓台の主要企業を含めた多くの液晶パネルメーカーの工場新設が計画され、今後の成長が見込まれています。当社グループは、これらの顧客に対する技術サービス・製品開発体制の強化に取り組んでおり、韓国のJSRマイクロコリアの開発棟新設(2011年6月完成予定)に続き、今回のJSRマイクロ台湾での開発棟の新設もこうした取り組みの一環をなしています。

<JSRマイクロ台湾開発棟>
構   造: 鉄骨構造 2階建て
延床面積: 約3,400㎡
着   工: 2011年1月
竣   工: 2011年12月
投 資 額 : 約12億円