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JSR,韓国での液晶ディスプレイ用材料の研究開発を強化
―JSRマイクロコリアに開発棟を新設―

企業情報 2010年09月21日
 JSR株式会社(社長:小柴満信)は、韓国で液晶ディスプレイ(LCD)用材料を製造販売しているJSRマイクロコリア(JSR100%出資、韓国忠清北道)において、研究開発機能の強化のため、開発棟の新設を決定しました。完成は、2011年6月の予定で、開発棟の新設と評価装置等の導入に関する投資額は、約6億円です。

 韓国はLCDパネルの世界1、2位メーカーが揃う主要な市場であり、LCD用材料においても競争はますます熾烈になっています。
 韓国では、従来からJSRマイクロコリア内のラボ施設を使用して、主要顧客向けの技術サービスを行なっておりました。今回新たにクリーンルームを備えた開発棟を建設し、評価装置・分析機器を揃えることで、顧客のニーズに沿った製品開発を現地で一貫して行い、顧客への技術フォローを的確・迅速に行なえる体制を確立します。

 また、中国においても、現在多くの液晶テレビ工場新設が計画され、LCDパネル市場の成長が見込まれています。当社グループもこれら韓国・中国への販売ならびに技術サービス・製品開発体制の強化に取り組んでおり、今回のJSRマイクロコリアでの開発棟の新設もこの取り組みの一環です。

  <JSRマイクロコリア開発棟>
  構  造 鉄骨構造 3階建て
  延床面積 約4,000㎡
  着  工 2010年9月
  竣  工 2011年6月
  稼動開始 2011年7月
  投 資 額 約6億円