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JSR、2010年度版CSRレポート(日本語版)を発行

CSR情報 2010年07月27日
 JSR株式会社(社長:小柴満信)は、2009年度のJSRグループのCSR(企業の社会的責任)に関する取り組みをまとめた「JSRグループ CSR Report 2010」を発行します。(英語版は9月上旬発行予定)
 本レポートは、レポートの対象範囲をJSR単体および国内外のグループ企業を含むJSRグループ全体としました。(連結子会社全28社および持分法適用会社全6社)
 また、前年度版同様に、冊子とWEBの2部構成とし、それぞれの特性を活かした報告書としています。冊子版は、この1冊を読むことでJSRグループのCSR活動をご理解いただけるように、コンパクトな冊子としました。WEB版では、冊子版の報告内容に加え、CSRマネジメント、レスポンシブル・ケア(環境・安全・健康)、社会性報告に関する具体的な取り組みについて詳しく報告しています。 (http://www.jsr.co.jp/csr/csrreport2010.html)
 なお、報告書の信頼性を担保するため、日本レスポンシブル・ケア協議会による第三者検証を受審したほか、当社グループの取り組みに対する客観的な評価として外部専門家による第三者意見を今回初めて受領しました。前年度版は、国連グローバル・コンパクト事務所より「Notable COP(優れた活動報告)」に認定されましたが、今回発行する「JSRグループ CSR Report 2010」は、さらに内容を充実させた報告書となっています。

「JSRグループ CSR Report 2010」に掲載した最近1年間の主な活動実績
1. CSR調達の導入
JSRグループ内だけではなく、サプライチェーンへのCSRの展開を図るために、「CSR調達」の仕組みを構築、導入しました。
2. 全社的リスク管理活動の導入
グループ企業を含む国内の全部門で、潜在リスクの洗い出し・評価・対応策の策定を実施しました。また、特に重要なリスクとして12項目の「全社重要リスク」を選定し、リスク・コントロールを図っています。
3. 省エネルギーの推進
省エネ対策の一環として、四日市工場に最新鋭・高効率の大型天然ガス焚きガスタービンコージェネレーション設備を導入しました。重油の使用を大幅に削減できるため、CO2排出量削減などの環境負荷低減が見込まれます。
4. 人材の多様化(ダイバーシティ)推進
女性の活用を含め、人材の多様化に対応する「ダイバーシティ推進戦略」を策定しました。
5. 社会貢献分野における新たに実施した主な取り組み
当社の鹿島工場がある茨城県神栖市教育委員会と連携して、鹿島地区の中学校で理科の出前授業を実施しました。また、JSR本社ビルと四日市工場において、途上国の貧困解消を目指す「TABLE FOR TWOプログラム」を導入しました。
6. 「CSRレポートを読む会」の開催
社員のCSR意識の向上を図るため、グループ企業を含む国内全部門で「CSRレポートを読む会」を開催しました。