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SRI指標と銘柄への組み入れ

ステークホルダーとのコミュニケーション 従業員 体と心の健康

1.基本的な考え方

JSRは、従業員の体と心の健康は、従業員とその家族の幸福な生活のために、また職場の生産性及び活気のある職場づくりのために非常に重要であると考えています。従業員が心身ともに健康で働けることをサポートするために様々な施策を実施しています。

(1)体の健康支援

体の健康支援として従来から一般健康診断、特殊健康診断(化学物質関連の健診、VDT健診)など法定の各種健康診断の他、生活習慣病健診、婦人科がん検診を実施するとともに、人間ドックや脳ドックを受診した従業員に補助金を支給しています。また、自社スポーツ施設や福利厚生サービス契約によるスポーツクラブの提供など、従業員の健康増進を支援しています。
2008年からはJSR健康保険組合が主導して、生活習慣病予防のための特定健康診査(メタボリック・シンドローム健診)と事業主との協働による特定保健指導を実施し、成果を上げています。
また、体を動かして健康増進を図るとともに従業員間のコミュニケーションを高める目的で、それぞれの事業所でソフトボールやボーリングなどの各種スポーツ大会の開催も行っています。普段、あまり体を動かす機会のない従業員からも、体を動かすよい機会だと、好評を得ています。

四日市工場にて転倒予防体操を始めました

四日市工場は厚生労働省の「STOP!転倒災害防止プロジェクト2015」の考えに賛同し、工場内で働く全ての人から転倒災害を無くすために、今年3月から転倒予防体操を始めました。
体操のメニューは簡単で誰もが受け入れやすく、長く続けられるものとして健康運動指導士の協力を得て作り上げ、JSR社員や協力会社の方々が多数集まる定期修繕中の現場朝礼での直接指導を行い、仕事の前や生活の中に取り入れることから始めました。
また、工場の職場にも関心を持ってもらうために、転倒予防体操のDVDを環境保安部の社内イントラネット(環境保安部業務ナビゲーション)に公開し、食堂のテレビで流すなど、周知活動も実施中です。
転倒予防体操はすぐに効果が表れるものではありません。作業前のラジオ体操に加えて、転倒予防体操を継続する事によって、安全風土として定着し次第に効果が出てくれればと期待しています。

※ 4日以上の休業災害の死傷災害の2割以上を占める「転倒災害」を減少させるための取り組み

転倒予防体操(抜粋)

転倒予防体操(抜粋)

転倒予防体操実施の様子(株式会社 エラストミックス)

転倒予防体操実施の様子(株式会社 エラストミックス)

(2)心の健康支援

JSRグループでは働く人々の心の健康に関する問題が注目され始めた早期より、「チェック」「組織分析」「相談」「教育」の4つの観点から、従業員のメンタルヘルス向上の施策に取り組んでいます。
「チェック」「組織分析」の取り組みとして、1998年度より、従業員の心の健康状態をチェックする「JMI健康調査」を隔年で実施してきました。従業員が自身のストレス状況を把握するとともに、ストレス状況の組織分析に努め、様々な施策に活かしてきました。2012年度からは、年1回のWebによるストレス診断「eストレス診断」をJSRと国内グループ企業に導入しています。
「相談」の取り組みとして、従業員が希望する場所でカウンセリングを受けられる社外相談窓口「ヒューマン・フロンティア相談室」を設けており、JSRと国内グループ企業に導入し、心の相談窓口として定着しているほか、各事業所の産業保健スタッフも対応の充実に努めています。
「教育」の取り組みとして、各階層別の研修にて、それぞれの階層に応じたセルフケア・ラインケアのメンタルヘルス教育を実施しています。