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CSRレポート

SRI指標と銘柄への組み入れ

マネジメント コーポレートガバナンス

基本的な考え方

JSRグループは、企業理念「Materials Innovation—マテリアルを通じて価値を創造し、人間社会(人・社会・環境)に貢献します。」を着実に実現し得る企業として、経営の効率化、透明性、健全性の維持により継続的に企業価値を創造し、すべてのステークホルダーから信頼され、満足いただける魅力ある企業の実現を目指しています。

JSRは、監査役設置会社として、取締役会および監査役により、業務執行の監視、監督を行っています。2004年から取締役の任期を2年から1年に短縮しています。また、2005年に執行役員制度を導入し、経営の監視・監督機能と業務執行機能の区分を明確にし、それぞれの機能強化を図っています。さらに2011年6月から社外取締役を導入し、2013年6月からは取締役7名のうち3名を、会社から独立した立場の社外取締役としました。これにより、経営の透明性、健全性を高めるとともに、取締役会の経営の監視・監督の機能のさらなる強化を図っています。
また、2012年10月から、独立社外取締役をメンバーに含む報酬諮問委員会を設置し(現在は独立社外取締役がメンバーの過半数)、役員報酬決定プロセスの客観性・透明性の向上に努めております。

監査役は社外監査役2名を含む3名の体制です。社外監査役2名を会社から独立した立場の弁護士と公認会計士・税理士とすることにより、経営の監視・監督機能の強化を図っています。また、業務執行部門から独立した社長直属の監査室による計画的な内部監査の実施、監査室と監査役の連携強化、取締役および使用人から監査役への適時適切な重要事項の報告体制の整備などにより、内部統制の実効性の確保・改善に努めています。

また、2015年6月1日施行のコーポレート・ガバナンスコードに対応し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向け、ステークホルダーへの説明責任を果たし、意思決定の透明性、公平性を担保しつつ、会社の迅速な意思決定を行うためのしくみの構築に努めてまいります。

コーポレートガバナンス体制図(2015年6月17日現在)

コーポレートガバナンス体制図

経営システム

(1)取締役会

取締役会は7名の取締役からなり、原則として毎月1回開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、業務執行に関する重要事項を審議・議決するとともに、取締役および執行役員の職務の執行を監督しています。取締役会の議長は会長が務めますが、会長の不在に際しては、経営執行の最高責任者である社長と経営の監視・監督をすべき取締役会の議長とを分離し、一層のコーポレートガバナンスの強化を図るため、社長以外の他の取締役が議長を務めています。また、社外監査役2名を含む監査役3名が出席し、意見陳述を行っています。

(2)経営会議

経営会議は、経営の基本政策、経営方針、経営計画にかかわる事項ならびに各部門の重要な執行案件について、審議および方向づけを行い、または報告を受けます。経営会議に付議された議案のうち必要なものは、取締役会に上程され、その審議を受けています。
経営会議は、社長、役付執行役員および社長が指名する上席執行役員または執行役員をもって構成し、意思決定の迅速化と業務運営の効率化を図り、重要な業務執行への対応を行っています。原則として毎週1回開催し、社長が議長を務めています。なお常勤監査役も参加しています。

(3)経営課題会議

経営課題会議は、経営の基本政策および経営方針にかかわる事項ならびに個別案件の背景にある基本方針、事業戦略の変更について、前広な議論あるいは情報・課題認識共有により方向性の討議を行い、取締役会、経営会議の審議に反映させます。社長、役付執行役員および社長が指名する上席執行役員または執行役員をもって構成し、原則として毎週1回開催し、社長が議長を務めています。

(4)役員会議

役員会議は、社長および全執行役員(海外駐在の執行役員を除く。ただし四半期に1回は海外駐在執行役員も出席)をもって構成し、経営の状況および課題の周知徹底を図っています。原則として毎月2回開催し、社長が議長を務めています。なお、常勤監査役も出席しています。

(5)監査役会

監査役会は、社外監査役2名を含む3名の監査役によって構成し、監査役会規程に基づき原則毎月1回開催し、重要事項について報告、協議、決議を行っています。社外監査役2名は、それぞれ弁護士と公認会計士・税理士で、かつ独立役員であり、専門的見地と独立した立場から監査を行っています。監査役は、監査役監査基準に基づき取締役会のほか経営会議等の重要な会議に出席し、重要な意思決定の過程および業務の執行状況の把握に努めるとともに、会計監査人または取締役および使用人から報告を受け、審議のうえ監査意見を形成しています。

(6)CSR会議

JSRグループでは、CSRを推進する目的でCSR会議を設置しています。
CSR会議の下には、「企業倫理委員会」、「レスポンシブル・ケア(RC)推進委員会」、「リスク管理委員会」、「社会貢献委員会」の四つの委員会を設置し、CSR会議はこれら四つの委員会の活動を統括・指導し、年4回の定例会議と臨時会議を通じてCSRの強化に努めています。
CSR担当上席執行役員が議長を務め、その他に専務執行役員1名、常務執行役員2名、上席執行役員3名、執行役員2名にて構成し、さらに上記の四つの委員会の事務局も出席し、CSRに対する姿勢を明確にし、活動の拡充を図っています。

(7)監査室

監査室は、JSRグループの内部監査を担当する社長直轄の部門で、法令遵守を基本にJSRおよびグループ企業の内部統制にかかわる各種監査機能の強化を図っています。

(8)報酬諮問委員会

JSRは、報酬制度のモニタリングや改定等に関する審議において客観性・透明性と説明責任を強化すること等を目的として、報酬諮問委員会を設置しております。
当委員会は、独立社外取締役がメンバーの過半数を占め、報酬の基本方針や報酬体系、業績連動のしくみ、目標設定や業績評価等について審議を行い、取締役会に答申を行っています。

本ページは2015年8月時点での情報です。最新情報はこちら

http://www.jsr.co.jp/company/governance.shtml