JSRの事業内容
タイヤ素材から半導体製造用材料、ディスプレイ材料、
さらには医療で使われるライフサイエンス分野まで。
みなさんの日常生活のさまざまな場面で
JSRのマテリアルが活躍しています。冊子
「こんなところにもJSR」
もご参照ください。
パソコン
パソコンなどIT 機器の心臓部はCPU、メモリーといった半導体で構成されています。JSRは半導体の製造に欠かせないフォトレジストやCMP材料、積層材料などのマテリアルを提供しています。
液晶テレビ
多くの家庭に普及した液晶テレビには配向膜、感光性スペーサー、着色レジスト、保護膜、反射防止膜など、数多くのJSRのマテリアルが使われています。
光ファイバー
インターネットなどの高速通信回線として急速に普及が進んでいる光ファイバー。国内で製造される光ファイバーケーブルの多くに、JSRの光ファイバーコーティング材が使われています。
タイヤ
JSRのマテリアルの主要な用途の1つがタイヤです。耐老化性および耐摩耗性に優れた代表的な汎用合成ゴムや、分子構造に特徴を持ち、加工性、動的特性に優れた低燃費・高性能タイヤの原料などをラインアップしています。
自動車部品
タイミングベルト、ホース、ドアのシーリング材などにはJSRが作り出す汎用合成ゴムや特殊合成ゴムが幅広く使われています。またバンパーやラジエーターグリルにはABS樹脂などの合成樹脂が使われています。
スニーカー
スニーカーなどの靴底に使われているのがTPE(熱可塑性エラストマー)。加熱すると柔らかくなるため成形加工が容易で、リサイクル性も高いのが特徴です。
印刷物(雑誌、パンフレット等)
雑誌やパンフレットなどに用いられる塗工紙には、印刷適性を向上させるPCL(ペーパー・コーティング・ラテックス)が塗布されています。このPCLにおいてJSRは高いシェアを持っています。
スマートフォン
スマートフォンやカーナビゲーションなどに使われているタッチパネル。JSRは独自開発した耐熱透明樹脂「アートン®」フィルムに表面処理や透明電極加工を施したタッチパネル用フィルムを提供しています。
外壁塗料
ゾルゲル反応技術や有機合成技術を応用して耐候性・耐久性に優れたコーティング材を開発。建物の外壁などの耐熱カラー塗装などに活用されています。
病院
JSRの技術は医療の分野でも活躍しています。高分子技術をベースに当社が開発したさまざまな粒子は、バイオ研究や体外診断薬、研究試薬などに活用されています。
風力発電
風力、太陽光といった自然エネルギー発電を効果的に利用するために必要になるのが蓄電装置です。JSRグループは瞬間的に大きなエネルギーを充放電することができるリチウムイオンキャパシタを開発・販売しています。今後、幅広い分野で蓄電装置としての展開が期待されます。
事業領域
エラストマー事業
創業事業である「汎用合成ゴム」「特殊合成ゴム」、合成ゴムと合成樹脂の特徴を併せ持つ「熱可塑性エラストマー(TPE)」、
合成ゴムや合成樹脂を液体に分散させた「エマルジョン」など高品質な製品を提供しています。
また、機能化学品として「高機能分散剤」、「高機能ゾルゲル剤」、「工業用粒子」、「電池材料」、省エネに貢献する「サーマルマネジメント材料」など、さまざまな高機能材料を提供しています。
合成樹脂事業
自動車部品、家庭電化製品、建材など幅広い用途に使用されるABS樹脂を中心として事業展開しています。
デジタルソリューション事業
高分子材料の開発で培った技術を活用し、半導体チップの製造工程で不可欠な各種の「リソグラフィ材料」「化学的機械的平坦化(CMP)材料」
「先端実装材料」、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELなどフラットパネル・ディスプレイ(FPD)の製造に用いる各種の「LCD材料」「次世代ディスプレイ材料」、
3次元造形に用いる「紫外線硬化樹脂」などを提供しており、グローバルにトップレベルのシェアをもつ製品が多数あります。
ライフサイエンス事業
JSRグループ内だけでなく、戦略的パートナーをグローバルに拡大しながら、個別改良のための研究・診断やバイオ医薬品の創薬・製造など医療分野の最先端ニーズをとらえた「診断・研究試薬分野」「バイオプロセス分野」に注力していきます。
その他事業
エネルギーを有効活用するための蓄電装置であるリチウムイオンキャパシタの提供や、次世代研究などを行っています。